はじめてのオリーブオイルテイスティング
参加レポート
オリーブオイルテイスティング会に参加
注記: 本記事は、2017年に公開した内容に加筆・訂正を加えたものです。
先日、夫と一緒にオリーブオイルのテイスティング会に参加してきました。
全体のプログラムとしては、テイスティングをした後、料理を何品かつくるというもの。その教室に通っているという友人に誘われるまま、先生のご自宅を訪れたのでした。
まずはオリーブオイルのテイスティングから。
席ごとに置かれたプリントには、テイスティングをするカップを置く場所が指定されています。また別の用紙には、オリーブの品種や香り、味わいなどについて書き込むスペースがあります。
テイスティングの仕方
一人ひとりに最初のテイスティングカップがいきわたってから、先生が説明をしてくださいました。
オリーブオイルのテイスティングの方法は、
1.ふたつきのカップの底を持ち、オイルの温度を上げる
2.ふたをさっと開けて、香りを嗅ぐ
3.オリーブオイルを少し口に含み、歯のすきまから空気を吸う
4.オリーブオイルを舌の上で転がして、味わう
5.喉に流し込む
ざっと流れでいうとこんな感じでしょうか。
専門的に勉強している方々が揃うなか、テイスティングがはじめてなのは私たちだけです。授業のような感じでポンポンと進む会は、刺激的で楽しいけれど分からないことだらけ!テイスティング自体も意外と難しくて、特に3の空気を吸うのに苦労しました。
一つのカップのテイスティングが終わるたび、全員がコメントをしていきます。私たちふたりも、ちょっぴり緊張しつつ、順番が来るたび自由にコメントをしました。
ワインテイスティングとの相違点
我が家ではいつも、自宅でワインを飲むときにワインノートを記録しています。
ワインをグラスに注いで、色を見て香りを嗅ぎ、味わい、変化を感じ…
ノートに書いてあるものに印をつけるほか、お互いの思うままに話しては、私が文章をまとめてささっと書きとめていくという感じです。
その経験が生きたおかげか、あまり抵抗なく、香りや味わい、感じたことを表現することができました。
ワインと同様オリーブオイルにも、「トマト」や「青リンゴ」「カルチョーフィ(アーティチョーク)」など独特の言い方があり、「なるほど!」と思うことの連続でした。
また夫と自分のコメントを比べながら、改めてお互いの視点や発想が違うことに気がついたり…。とても良い経験になりました。
先生は、私たちの抽象的な言い方も上手に拾ってくださり、楽しいテイスティングタイムでした。
後日いただいたオリーブオイルの小瓶も、ふたりでテイスティングをした後、さっそく使わせていただいております。
普段何気なく使っているオリーブオイルの味や香りがこんなに違うなんて…とびっくりする日々です。
さいごに
このテイスティングを終えた翌日、夫といろいろな話をしました。そうして最終的に出た結論は、「もっとふたりでワインの勉強をしよう」。
ワインについての教本を一緒に眺めたり、食事中に出てきた疑問をその場で解決したり。いわゆる勉強も大事なことだと思い、日々のなかで実践しています。
でも、正しいか正しくないか以上に、それぞれが味わい、感じたことをもっと言葉にしよう。そして、もっと意見を交換し合おう。
そんな風に思い、それを改めてふたりで共有できる貴重な機会でした。
偶然にも、夫の両親から届いたお中元はおいしそうなオリーブオイルセット。さて、いつテイスティングしようかしら…。