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【処暑】日本酒にぴったりのおつまみ
れんこんとセロリのごま味噌和え【二十四節気の料理レシピ】

二十四節気の料理レシピ 処暑 れんこんとセロリのごま味噌和え
食とお酒

「台湾でたのしむ二十四節気」について

「台湾でたのしむ二十四節気」は、台湾・台北で暮らす筆者が季節の暮らしや料理について記録していく2本立て記事のシリーズです。

毎回、ひとつめの記事では、その時期におすすめの過ごし方や食べるとよい食材などを、東洋医学および薬膳の考え方にそって記しています。またあわせて、実際に食材を購入した台湾の伝統市場やスーパーマーケット、ファーマーズマーケットなどもご紹介。

処暑編ひとつめの記事は、下記のリンクからご覧くださいませ。

【二十四節気の料理14】処暑の時期に、れんこんとセロリのごま味噌和え

今の季節にぴったりな「れんこんとセロリのごま味噌和え」のレシピをご紹介します。

秋から冬にかけておいしくなる根菜類のひとつ、れんこんを主役にしたおつまみをつくってみました! ごまと味噌を組み合わせたこっくり濃厚な味つけですが、食べてみると意外にあっさり。生のまま加えたセロリのしゃきしゃきとした食感もよいアクセントです。

二十四節気の料理レシピ 処暑 れんこんとセロリのごま味噌和え

のどの渇きをいやして胃の粘膜を保護してくれる作用のあるれんこん、体内の余分な水分を排出してむくみを解消してくれるセロリ。それらに五臓をうるおして調子を整えてくれる白ごま、水分代謝をアップさせて食欲不振を改善してくれる味噌を合わせてみました。季節の食材をおいしく味わいながら、健康的な身体を目指していきましょう。

本サイトでは、季節の食材を使った薬膳おつまみレシピも公開中。れんこんを使ったお料理のレシピはこちらもどうぞ。

れんこんとセロリのごま味噌和えのかんたんレシピ

【材料(つくりやすい分量)】

れんこん200g、セロリ1本、すりごま大さじ2、味噌大さじ1、マヨネーズ大さじ1、ごま油大さじ1/2、塩少々、きび砂糖少々、醤油少々、炒りごま適量、和山椒適量

【作り方

1. れんこんの皮をむいて7mmくらいの厚さにカットしたら、10分ほど酢水に漬けておく。セロリは筋をとり、斜めにスライスして塩もみをする。

二十四節気の料理レシピ 処暑 れんこんとセロリのごま味噌和え

2. 鍋にお湯をわかし、酢水から取り出したれんこんを約5分ゆでる。好みの固さになったらざるにあげて、そのまま冷ます。

二十四節気の料理レシピ 処暑 れんこんとセロリのごま味噌和え

3. 調味料を合わせる(小さいボウルにすりごま、味噌、マヨネーズ、ごま油、塩、きび砂糖、炒りごまを加えてよく混ぜる)。大きめのボウルにれんこん、セロリ、合わせ調味料を加えてさっと混ぜ合わせる。

二十四節気の料理レシピ 処暑 れんこんとセロリのごま味噌和え

4. 味をみて、必要であれば塩または醤油を加える。炒りごまをさらにまぶして混ぜ合わせたら器に盛り、和山椒をトッピングして完成。

二十四節気の料理レシピ 処暑 れんこんとセロリのごま味噌和え

※つくるときのポイント

れんこんは皮をむくと変色するので、酢水にさらしてアクぬきをするときれいな白さを保つことができます。また酢水につけることによって、れんこんに含まれるでんぷん質が変性して粘りがおさえられ、しゃきしゃきとした食感になります。ほくほくとした食感が好きな方は、水にさらすだけでもOKです。

二十四節気の料理レシピ 処暑 れんこんとセロリのごま味噌和え

ちなみにれんこんの皮にもポリフェノールが含まれていて、水につけるとアクとして流れてしまうのだとか。色や食感が気にならなければ、皮をむかず、また水にさらさずに食べても大丈夫。その場合は、調理する前に皮の部分もよく洗っておきましょう。

れんこんとセロリのごま味噌和えに合わせたお酒

今年の春に日本へ一時帰国して、おいしい日本酒を何本か持ち帰ってきました。その貴重なラインナップのなかから、今回のおつまみにぴったりな1本をセレクトしてペアリングを楽しんでみることに…!

私たち夫婦の出身県である新潟には、約90もの酒蔵があります。県内でも地域によって異なる味わいの日本酒があり、醸し方もさまざま。好きな銘柄はたくさんあるのですが、十日町市で伝統的な酒造りを続けている松乃井酒造場の「松乃井」もお気に入りです。

二十四節気の料理レシピ 処暑 れんこんとセロリのごま味噌和えに合わせたお酒 新潟 松乃井 特別純米

今回飲んだのは「松乃井 特別純米酒」で、酒米には地元農家による契約栽培米、十日町産たかね錦を使用しています。55%まで精米して低温発酵させているため、香りはしっかりと感じられるのに上品で穏やかな味わいに仕上がっています。

純米吟醸酒や純米大吟醸酒ほどの華やかさはありませんが、お米のやわらかい旨みを感じられる、素朴でピュアなイメージの食中酒。土の香りがするれんこんにコクのある味噌、マイルドなごまの風味など、食材や調味料の持つ各要素とお酒がうまく混ざり合い、夫にも「不思議なくらい料理とお酒が合ってる!」と好評でした。

さいごに

夏の陽気から陰の気にうつりかわるこの時期は、おうちでゆっくり料理をしたり、家族や親しい友人とともにおいしいおつまみやお酒を味わいつつ、初秋の晩酌タイムを楽しむというのもよいものです。調理時間もそれほどかからずかんたんにつくれる「れんこんとセロリのごま味噌和え」、ぜひ一度つくってみてくださいね。

秋に食べたい料理レシピ、こちらもよろしければどうぞ。

本サイトでは、台湾生活のなかでみつけたおいしいものやおもしろいスポット、現地の人々に教えてもらった素敵な文化などを記録する「ミニュイの台湾シリーズ」も連載中。

ブログでは、夫婦ふたり暮らしの台湾でのささやかな日常を綴っています。まずはこちらの記事からどうぞ。

Mizua

旅行雑誌の編集者兼ライター、週末バー店主を経て、現在は大好きな台湾での生活を楽しんでいます。本サイト「旅のあと ふたりのレシピ」運営のほか、台湾情報ブログも...

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