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【霜降】微発泡のロゼワイン片手に、香辣蟹肉拌麵(カニの辛いまぜそば)【二十四節気の料理レシピ】

二十四節気の料理レシピ 霜降 香辣蟹肉拌麵(カニの辛いまぜそば)
食とお酒

「台湾でたのしむ二十四節気」について

「台湾でたのしむ二十四節気」は、台湾・台北で暮らす筆者が季節の暮らしや料理について記録していく2本立て記事のシリーズです。

毎回、ひとつめの記事では、その時期におすすめの過ごし方や食べるとよい食材などを、東洋医学および薬膳の考え方にそって記しています。またあわせて、実際に食材を購入した台湾の伝統市場やスーパーマーケット、ファーマーズマーケットなどもご紹介。

霜降編ひとつめの記事は、下記のリンクからご覧くださいませ。

【二十四節気の料理18】霜降の時期に、香辣蟹肉拌麵(カニの辛いまぜそば)

秋から冬にかけておいしくなるカニを主役にした、簡単でおいしい麺料理「香辣蟹肉拌麵(カニの辛いまぜそば)」のレシピをご紹介します。

カニの身を取り出すのは少し手間ですが、蒸したて(ゆでたて)がやっぱりおいしい。甘くてふわふわした身がたっぷりのった麺をざっくり混ぜてほおばるのは、おうちでしかできない贅沢です。

二十四節気の料理レシピ 霜降 香辣蟹肉拌麵(カニの辛いまぜそば)

こもった熱を冷まして血の巡りをよくしてくれるカニですが、それだけだと身体が冷えてしまいがち。そんなときにはトッピングにネギや唐辛子、エシャロットなど身体を温める食材を用いることで、バランスのとれた一品に。

二十四節気の料理レシピ 霜降 香辣蟹肉拌麵(カニの辛いまぜそば)の調理風景

中華圏において、カニを調理するときには、紹興酒やショウガで臭みをとるのが一般的です。ほかにネギを使うこともあります。しっかりと火が通ったら冷まして、カラが入らないように気をつけながら身を取り出しましょう。

おうちで楽しむ麺料理のレシピはこちらもどうぞ。

香辣蟹肉拌麵(カニの辛いまぜそば)のかんたんレシピ

【材料(2人分)】

好みのカニ1匹、生麺2玉、小ねぎ1本、セロリ(細い茎の部分)1本、生唐辛子1本、フライドエシャロット少々、紹興酒適量、ショウガ1かけ、ごま油適量、☆麺のたれ 台湾醤油大さじ2、台湾のたまり醤油(またはオイスターソース)大さじ1、食べるラー油大さじ1

【作り方

1. 洗って下処理をしたカニを蒸し器にのせて、紹興酒をふりかける。皮つきのままスライスしたショウガをちらして、20分ほど中火で蒸す(ゆでてもOK)。

二十四節気の料理レシピ 霜降 香辣蟹肉拌麵(カニの辛いまぜそば)の調理風景

2. 蒸し上がったカニを冷まして、身をすべて取り出す。

二十四節気の料理レシピ 霜降 香辣蟹肉拌麵(カニの辛いまぜそば)の調理風景

3. 小ねぎはななめ細切り、セロリはみじん切り、生唐辛子は小口切りにしておく。

二十四節気の料理レシピ 霜降 香辣蟹肉拌麵(カニの辛いまぜそば)の調理風景

4. 麺を時間どおりにゆでて器に盛りつけ、☆麺のたれを半量(1人分)、フライドエシャロットを加えて混ぜ合わせる。

二十四節気の料理レシピ 霜降 香辣蟹肉拌麵(カニの辛いまぜそば)の調理風景

5. 小ねぎ、セロリ、生唐辛子をトッピングする。

二十四節気の料理レシピ 霜降 香辣蟹肉拌麵(カニの辛いまぜそば)の調理風景

6. 小さいフライパンにごま油を熱して、ジュッとまわしかけたらできあがり。

二十四節気の料理レシピ 霜降 香辣蟹肉拌麵(カニの辛いまぜそば)の調理風景

※つくるときのポイント

私が今回市場で購入したのは「雞蛋麵」という卵を練り込んだタイプの麺ですが、ほかに小麦粉でつくる「陽春麵」、卵と小麦粉でつくるちぢれ麺の「意麵」などでも同様においしくいただけます。日本で買える生麺も種類や麺の太さがいろいろありますので、お好みのものを選んでください。

二十四節気の料理レシピ 霜降 香辣蟹肉拌麵(カニの辛いまぜそば)に使った卵めん

生麺はゆでた後にくっつきやすいので、先に茹でた麺に調味料をからめておくと食べやすいです。また後から黒酢を追加したり、追いラー油をしたりして味を変化させるのもおすすめ。

香辣蟹肉拌麵(カニの辛いまぜそば)に合わせたお酒

中華やエスニック料理にロゼワインが合う、というのはほかの記事でも何度かお伝えしているのですが、今回のように辛い料理や薬味、スパイスを効かせた料理にもロゼは活躍してくれます。

いくつかのお気に入りのなかから、ふたりで相談して「これだ!」と選んだのは、スペイン・カタルーニャの生産者が手がける Escoda-Sanahuja Nas del Gegant 2017。 カベルネ・フラン、メルロー、ガルナッチャと複数のブドウ品種をブレンドした、微発泡タイプのロゼワインです。

二十四節気の料理レシピ 霜降 香辣蟹肉拌麵(カニの辛いまぜそば)に合わせたロゼワイン 

ルビーグレープフルーツのような淡く澄んだ色と、いちご、ラズベリー、アセロラなど赤い果実の香りが印象的なこの1本。飲んでみるとほどよい甘み、おだやかな酸、後味にほんのりビター、そしてヨーグルト。少し冷やして甘さをおさえたくらいの低めの温度帯が、今回のまぜそばにはぴったりです。

さいごに

今回はカニの身だけをたっぷりと使ったまぜそばをつくりましたが、カニ味噌入りの「蟹粉拌麵」にしてもおいしいです。調味料や香辛料は少しひかえめにして、濃厚なカニ味噌の味わいを楽しんでくださいね。

二十四節気の料理レシピ 霜降 香辣蟹肉拌麵(カニの辛いまぜそば)の調理風景

カニの身が余ったときは、あつあつのごはんにのせてだし醤油をたらして刻みネギ、刻み海苔をふりかけた「カニ丼」をつくるのもおすすめ! ほかにもパスタ、雑炊などいろいろな料理に活用できるので、まとめて調理して身を取り出し、冷凍しておくと便利です。

秋に食べたい料理レシピ、こちらもよろしければどうぞ。

本サイトでは、台湾生活のなかでみつけたおいしいものやおもしろいスポット、現地の人々に教えてもらった素敵な文化などを記録する「ミニュイの台湾シリーズ」も連載中。

Mizua

旅行雑誌の編集者兼ライター、週末バー店主を経て、現在は大好きな台湾での生活を楽しんでいます。本サイト「旅のあと ふたりのレシピ」運営のほか、台湾情報ブログも...

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