【薬膳おつまみレシピ23】
いちじくと焼きもちの豆乳ごまソース【秋の料理】
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季節の食材でつくる薬膳おつまみ
薬膳マイスターのほか、ワインエキスパートおよび唎酒師の資格を持つ筆者が、季節の食材でつくる薬膳おつまみレシピ、そしてそれに合うお酒をご紹介します。詳しくは第一回目の記事をご覧くださいませ。
薬膳おつまみレシピ23
いちじくと焼きもちの豆乳ごまソース
10月もちょうど半ば。台湾も朝晩は少しずつ涼しくなってきて、秋の気配を感じられるようになりました。青果店やスーパーマーケットに並ぶ秋仕様の食材を眺めていると、「今日は何をつくろう?」とワクワクしてしまいます。
筆者が毎年秋になると楽しみにしているのが、いちじく! デザートとして食べるのが一般的ないちじくも、アレンジしだいでお酒に合うおつまみになります。
ジャムやソースにして取り入れるのはもちろん、おつまみにするなら天ぷらやソテー、グラタンなどに加えても意外とおいしいんです! フレッシュなものが手に入ったら、ぜひ試してみてくださいね。
いちじくと焼きもちの豆乳ごまソースの作り方
〔材料(2人分)〕
いちじく 1〜2個
丸もち 小4個
〔豆乳ごまソース(作りやすい分量)〕
豆乳 大さじ3
ねりごま 大さじ3
醤油 少々
きび砂糖(はちみつでもOK) 小さじ1
ごま油 小さじ1
〔作り方〕
1.豆乳ごまソースを作る。ボウルに豆乳とねりごまを入れて、よく混ぜ合わせる。醤油、きび砂糖、ごま油を加えてさらに混ぜ、味をみて調整する。
2.丸もちを網で焼く(なければトースターやフライパンでもOK)。
3.いちじくの皮をむいて、食べやすい大きさにカットする。
4.いちじくと焼いたもちを器にバランスよく並べて、豆乳ごまソースをかける。
薬膳メモ
古くから「不老長寿の果物」として世界中で愛されているいちじく。薬膳の世界でも、秋に欠かせない食材として料理によく用いられてきました。
食物繊維やミネラル分を多く含み、整腸作用や抗酸化作用もあるといわれています。また喉をうるおして咳を鎮める作用もあるので、乾燥が気になるこれからの季節には特に重宝するフルーツです。
料理をおいしくする+1のアイデア
豆乳ごまソースが余ったら、野菜やお肉にかけて食べたり、サラダのドレッシングにアレンジしてもOK。ごま油を追加して中華風に仕上げたり、山椒&唐辛子で辛みを足してみたりと、目的に応じて調整してください。
合わせたいのはこんなお酒
いちじく独特のほのかな甘さをしっかり味わうなら、香りの強すぎないすっきりとした飲み口のお酒を合わせるのがおすすめです。
日本酒なら、ひかえめな香りで落ち着いた印象のある純米酒などはいかが? 甘みと酸味のバランスがとれたものなら、豆乳ごまソースともマッチします。
また、「ペティアン」と呼ばれる微発泡タイプのワインとの相性も抜群。ブドウの自然な風味を生かした軽やかでフルーティーなものが多いので、お酒があまり得意でない方でもおいしく飲めるはず。
例えばこちら↓
鯨波 純米酒〔岐阜・恵那醸造〕
岐阜県中津川市の山中・標高600mの場所にあり、大自然のなかで酒造りを続けている「恵那醸造」。地元の恵那地区で栽培された酒造好適米「ひだほまれ」と二ツ森山の湧き水を使い、伝統的な手法で仕上げる「鯨波」シリーズに定評があります。
「ひだほまれ」を60%精米で醸した「鯨波 純米酒」は、やわらかい飲み口と奥行きのある味わいが魅力の食中酒。おだやかな酸のアタックが、お米の旨みと余韻をうまく引き出しています。
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次回もどうぞお楽しみに!
注記: 本記事は、日本酒情報サイト『osakelist』にて連載していたレシピ記事に加筆・訂正を加えたものです。