おうちでアフタヌーンおつまみ
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アフタヌーンプレートをおつまみに

この週末はお出かけするのもいいけれど、自宅でのんびりワインを飲みながら午後のひとときを過ごすのもいいな。そんなとき、我が家では、アフタヌーンティーならぬ「アフタヌーンおつまみとワインの会」を開催することがあります。

好みのフィンガーフードを作り、アフタヌーンティースタンドに少しずつのせれば完成。市販のフードに頼るのももちろんOK! 食材のカラーや料理のボリュームを考えながらバランスよく盛りつけると、美しい仕上がりに。

アフタヌーンプレートにおすすめの料理

「アフタヌーンおつまみとワイン」というテーマに沿って、今回はフレンチベースのお惣菜メニューで構成してみました。野菜、お肉、魚介それぞれの食材を活かしつつ、調理法や味つけが偏らないように工夫すると飽きずに楽しめます。

夫婦ふたりともサラダが好きなので、プレート以外にグリーンサラダも用意して、オリーブオイル、白ワインヴィネガー、マスタード、塩を混ぜ合わせたドレッシングでいただきました。

《この日のメニュー》

【最上段】
アスパラのミモザ風、牡蠣のオイル煮、宜蘭産鴨のスモーク

アスパラのミモザ風は、ゆで卵を白身と黄身に分けてそれぞれみじん切りして、ボイルしたアスパラにかけるだけ。下にマヨネーズをしいています。牡蠣は洗ってオリーブオイルでゆっくり煮込み、水分がなくなったら完成。塩こしょうはお好みで。鴨スモークは、たまたま手に入った台湾宜蘭産のものを使いました。

【二段目】
じゃがいものガレット、オレンジとカマンベール、塩さばのリエット

スライサーですりおろしたじゃがいもを片栗粉と混ぜて、フライパンでカリカリになるまで焼いたガレットは、泡にぴったり。オレンジとカマンベールにはくるみをトッピング。焼いてほぐした塩さばにバターをふんわり混ぜたリエットには、ゆでたインゲンを添えて彩りを。

【三段目】
キャロットラペ、鶏もも肉のハーブスパイスソテー
パプリカのマリネ

キャロットラペは、にんじんを粗くすりおろし、オレンジの絞り汁と少しのマスタードで仕上げるのがポイント。鶏もも肉は軽くソテーして、ハーブソルトで味つけ。パプリカはオーブンで焼いて皮をむいてから、刻んでオリーブオイル、塩、ヴィネガーと和えて冷やします。

昼下がりに飲みたくなるワイン

この日アフタヌーンプレートに合わせたのは、日本・山形のワイナリー「GRAPE REPUBLIC(グレープリパブリック)」が手がける微発泡ワイン「Dela Fresca Frizzante(デラフレスカ フリッツァンテ)」でした。

ナチュラルワインが好きな私たち夫婦が、なかでも特に気に入っている日本ワインの造り手です。こちらのボトルは、昨年台北にて行われた自然派ワインのイベント「Buvons Nature(喝自然葡萄酒展)」に参加した際に購入しました。

山形県産のデラウェアを使ったこちらのワインは、フレッシュで爽やかな酸味と、じんわり口に広がるピュアな旨みが特徴。アルコール度数が低めで泡も柔らかく、明るいうちからごくごく飲みたくなる一本です。

さいごに

昼下がりからはじめたアフタヌーンおつまみとワインの会は、いつものように夜になるまで続きます。泡をじっくり楽しんだ後は、おいしい赤ワインを少しずつ。

次はどんなアフタヌーンプレートを用意しようかね、と夫とあれこれ話しながら飲んでいるだけで、あっという間に時間が過ぎていきます。

この日は途中から、東京に住む仲良しファミリーとのオンライン飲み会も開催。ほろ酔いのまま飲み続け、予定になかったシメのパスタまで作ってしまうほど盛り上がったのでした。

明るいうちからちょっとずつフードをつまみ、ワイングラスを傾ける贅沢。予定のない休日に、ぜひのんびりと楽しんでみてくださいね。

Mizua

旅行雑誌の編集者兼ライター、週末バー店主を経て、現在は大好きな台湾での生活を楽しんでいます。本サイト「旅のあと ふたりのレシピ」運営のほか、台湾情報ブログも...

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