【薬膳おつまみレシピ28】
そうめんかぼちゃの夏サラダ【夏の料理】

季節の食材でつくる薬膳おつまみ そうめんかぼちゃの夏サラダ
食とお酒

薬膳おつまみレシピ28
そうめんかぼちゃの夏サラダ

暑い夏の晩酌タイムには、枝豆やとうもろこしが定番。たまには季節の珍しい野菜、そうめんかぼちゃを使って、おつまみにもなるサラダを作ってみませんか?

そうめんかぼちゃは、金糸瓜(きんしうり)というかぼちゃの仲間。熱を加えると果肉がそうめんのようにほぐれて、シャキシャキの食感を楽しめます。サラダや炒めもの、麺のかわりなどいろいろな料理に使える、今が旬の野菜です。

季節の食材でつくる薬膳おつまみ そうめんかぼちゃの夏サラダ
好みで青のりやごまを散らしても

そうめんかぼちゃの夏サラダの作り方

〔材料(作りやすい分量)〕

そうめんかぼちゃ 小1/2玉
レタス 小1/2玉
しらす 50g
梅干し 1個
醤油 適量
ごま油 適量
炒りごま 適量
青のり 適量

季節の食材でつくる薬膳おつまみ そうめんかぼちゃの夏サラダ
小型のものは調理しやすくて便利

〔作り方〕

1.そうめんかぼちゃは適当な厚さにカットして種とワタをとり、熱湯で10分ほど茹でる。ザルにあげて粗熱をとり、スプーンなどでほぐす。レタスは細切りにする。
2.フライパンにごま油を熱し、炒りごまを加えてしらすをさっと炒める。
3.梅干しは種をとり、細かくみじん切りにする。
4.ボウルにそうめんかぼちゃ、レタス、しらす、梅干し、醤油を加えてよく混ぜ合わせる。
5.器に盛りつけて、青のりをトッピングする。

季節の食材でつくる薬膳おつまみ そうめんかぼちゃの夏サラダ
茹でると繊維がホロホロほぐれる

薬膳メモ

そうめんかぼちゃはその昔に中国から伝わったとされています。薬膳の世界でも、身体にうるおいをもたらし、消化を促進してくれるなどの嬉しい働きがある野菜として重宝されています。レタスと合わせると相乗効果で、夏に不足しがちな水分をしっかり補給できますよ。

しらすは、気を補って体内の血の巡りをよくしてくれる食材です。眼精疲労やアンチエイジングにも効果があるといわれているので、気になる方はたっぷりとってくださいね。

料理をおいしくする+1のアイデア

さっぱりした味わいにするために今回は梅干しを使っていますが、酸味が得意な方はお酢を加えてマリネのようにしてもOK。大葉やみょうがなど余った香味野菜をトッピングしてもおいしく仕上がります。

合わせたいのはこんなお酒

しらすや梅干しなど旨みの強い食材を組み合わせたさっぱり系サラダには、甘みと酸味のバランスがよい純米吟醸酒を合わせるのが定番です。しっかり冷やして大きめのグラスに注ぎ、サラダとひと口ずつ交互に味わってみて。

そうめんかぼちゃの繊細な食感、ほんのり甘い味わいを生かすなら、ナチュラルなつくりの微発泡ロゼワインとのペアリングもおすすめです。例えばドイツのピノ・ノワールでつくるペットナットや、スペイン・バスク地方の微発泡ワイン、チャコリなど。心地よい泡とドライな飲み口は今の季節にぴったりです。

例えばこちら↓

三好 Black 純米吟醸 無濾過生詰〔山口・阿武の鶴酒造〕

三好 Black 純米吟醸 無濾過生詰〔山口・阿武の鶴酒造〕
レトロモダンなデザインが素敵

山口県阿武町にある酒蔵、阿武の鶴酒造。休眠していた酒蔵を元デザイナーの6代目が復活させ、2017年から自社蔵での製造をスタートさせました。ラベルデザインにもこだわった新銘柄の「三好」は、メディアでも取り上げられるなど話題を集めています。

「三好 Black 純米吟醸 無濾過生詰」は、はじめは吟醸酒らしいメロンや白い花のような香り、飲んでみると、ふわっとした甘みのなかに柑橘のような風味も感じられます。お米の旨みにフレッシュな酸味がバランスよくのった、食中酒にもふさわしい一本です。

阿武の鶴酒造では、「三好」のほかにもユニークなデザインの個性派地酒をリリースしています。ウェブショップなどでは売り切れになっていることも多いので、見つけたらラッキーかも。

季節の食材でつくる薬膳おつまみ

薬膳マイスターのほか、ワインエキスパートおよび唎酒師の資格を持つ筆者が、季節の食材でつくる薬膳おつまみレシピ、そしてそれに合うお酒をご紹介します。詳しくは第一回目の記事をご覧くださいませ。

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注記: 本記事は、日本酒情報サイト『osakelist』にて連載していたレシピ記事に加筆・訂正を加えたものです。

Mizua

旅行雑誌の編集者兼ライター、週末バー店主を経て、現在は大好きな台湾での生活を楽しんでいます。本サイト「旅のあと ふたりのレシピ」運営のほか、台湾情報ブログも...

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