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【小暑】ジンと合わせる大人のスパイスおつまみ♪
トマトと馬告の冷製スープ【二十四節気の料理レシピ】

二十四節気の料理レシピ 小暑 トマトの冷製スープ
食とお酒

「台湾でたのしむ二十四節気」について

「台湾でたのしむ二十四節気」は、台湾・台北で暮らす筆者が季節の暮らしや料理について記録していく2本立て記事のシリーズです。

毎回、ひとつめの記事では、その時期におすすめの過ごし方や食べるとよい食材などを、東洋医学および薬膳の考え方にそって記しています。またあわせて、実際に食材を購入した台湾の伝統市場やスーパーマーケット、ファーマーズマーケットなどもご紹介。

小暑編ひとつめの記事は、下記のリンクからご覧くださいませ。

【二十四節気の料理11】小暑の時期にぴったり、トマトと馬告の冷製スープ

暑さや湿気で身体が疲れているときにもさらっと食べられて、栄養満点! おいしくて元気になる「トマトと馬告の冷製スープ」の簡単レシピをご紹介します。

二十四節気の料理レシピ 小暑 トマトの冷製スープ

身体の熱を冷まして渇きをうるおすトマト、気を巡らせて胃のはたらきを高めてくれる玉ねぎ、そして気・血の巡りをよくして解毒を促してくれる馬告(マーガオ)を組み合わせた冷たいスープ。このままでもさっぱりとしておいしいのですが、上質なオリーブオイルとナッツ類を加えることで、お酒にもよく合う大人のおつまみに。

冷蔵庫でしっかり冷やした後、食べる直前に器に氷を1〜2粒浮かべると、最後まで冷たいまま味わうことができます。

本サイトでは、季節の食材を使った薬膳おつまみレシピのシリーズも公開中。

夏のさっぱりメニューはこちらもどうぞ。

トマトと馬告の冷製スープのかんたんレシピ

【材料(つくりやすい分量)】

トマト小2〜3個、玉ねぎ大さじ2、にんにく少々、塩少々、オリーブオイル大さじ2、水50ml、馬告(黒コショウでもOK)少々、ナッツ類(今回はピスタチオ、くるみ、パンプキンシード)適量、イタリアンパセリ(飾り用)

【作り方

1. トマトの湯むきをする。ヘタの反対側に包丁で十字の切り込みを入れて、沸騰したお湯に入れる。15秒くらいしたら氷水にとって冷まし、皮をむく。

二十四節気の料理レシピ 小暑 トマトの冷製スープ

2. 湯むきしたトマトを適当な大きさにカットして、タネの部分は取り除く。玉ねぎは大さじ3くらいの分量をざっくり粗みじん切りにしておく。

二十四節気の料理レシピ 小暑 トマトの冷製スープ

3. トマト、玉ねぎ、オリーブオイル、水、塩を加えてミキサーで撹拌する。ガラスの器や保存容器にうつして、冷蔵庫でしばらく冷やしておく。

二十四節気の料理レシピ 小暑 トマトの冷製スープ

4. ナッツ類はすりばちで粗めにすりつぶしておく。馬告も同様にすりばちでつぶす(こちらはやや細かめに)。

二十四節気の料理レシピ 小暑 トマトの冷製スープ

5. 器に氷を1〜2粒入れて、トマトスープをやさしく注ぎ入れる。ナッツ類、馬告、イタリアンパセリをトッピングしたらできあがり。

※つくるときのポイント

スープ自体は作り方も材料もシンプルでとても簡単。トマトをカットするときに取り除いた種の部分は、まとめて冷凍しておいてスープや煮込み料理に使うとムダがありません。

トッピングに用いるナッツは手に入るものを適当に組み合わせてOKです。口当たりのよさや香りを求めるなら、スープを盛りつける直前にすりばちですりつぶすのがベスト。今回はピスタチオ、くるみ、パンプキンシードを使いましたが、苦味とコクがあるアーモンド、甘みのあるカシューナッツ、独特の香りがある松の実などもおすすめです。

二十四節気の料理レシピ 小暑 トマトの冷製スープ

ナッツはある程度の量があったほうがすりつぶしやすいはず。余った分は、お肉やお魚にまぶしてオーブン焼きにする、サラダのトッピングにする、ドレッシングにするなどさまざまな使い道があります。

トマトと馬告の冷製スープに合わせたお酒

ある週末、おうちでディナーを楽しむ前にいつものアペリティフタイムを楽しむことにしていた私たち。夏になるとジンの消費量が増える我が家ですが、食前にもジンをいただくことが多くなります。

台湾でつくられたクラフトジンは、最近お気に入りの1本です。ベースのスピリッツにジュニパーベリーやそのほかボタニカルを加えてつくるのが一般的なクラフトジンですが、この「極 CRAFT – 琴酒」には馬告、コリアンダーシード、東方美人茶、ジャスミン茶などが入っていて…華やかでエキゾチックな香りがユニーク!

もともとトマトスープをつくろうと思い立ったのも、このジンを味わったからなのでした。暑い夏の夕暮れに、ジンのソーダ割りと冷製スープという組み合わせはやっぱり最高。ほてった身体も落ち着いて、その後のディナーもしっかりと楽しめました。

ちなみにジンのソーダ割りに入れたのは、台湾でとれる「香水レモン」という種類のレモン。ファーマーズマーケットなどで見つけるといつも買ってしまいます。

二十四節気 小暑 おすすめの食材 レモン

ジンだけでなくほかのリキュールをソーダで割ったときにも、風味づけに加えることがよくあります。香水レモンは種が少なくて、香りも一般的なレモンよりかなり強め。ワックス不使用のため皮ごと安心して使えるのもうれしいところです。

さいごに

ほとんど火を使わずに一瞬でつくれる冷製スープは、この時期にぴったり! スペインのガスパチョのようにきゅうりやパンを加えてアレンジしたり、ほんの少しヴィネガーを足してさらにヘルシーに味わうのもよいですね。

夏に食べたいレシピ、こちらもよろしければどうぞ。

本サイトでは、台湾生活のなかでみつけたおいしいものやおもしろいスポット、現地の人々に教えてもらった素敵な文化などを記録する「ミニュイの台湾シリーズ」も連載中。

ブログでは、夫婦ふたり暮らしの台湾でのささやかな日常を綴っています。まずはこちらの記事からどうぞ。

Mizua

旅行雑誌の編集者兼ライター、週末バー店主を経て、現在は大好きな台湾での生活を楽しんでいます。本サイト「旅のあと ふたりのレシピ」運営のほか、台湾情報ブログも...

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