客家の伝統市場へ
はじめてのお出かけ【新竹・新埔鎮】

台湾あれこれ

客家の居住エリア、新竹新埔鎮へ

台湾の食や文化を現地で学び、文字と写真で発信していく「ミニュイの台湾シリーズ」。詳しくは第一回記事(台湾の食と文化を伝える、ミニュイの台湾シリーズ)をご一読ください。

先日チャオさんから「新竹にある客家の伝統市場に行くけど、一緒に行かない?」というお誘いを受けました。

客家料理はもともと好き(【旅エッセイ】台北・一年のさいごに客家料理ディナーを参照)だし、客家の伝統市場がどんなものかとても興味があり…週末に、車で連れていってもらうことに。

新埔鎮の客家旧跡を訪ねて

行き先は、台北から車で約1時間、新竹の新埔鎮という場所。もともと新竹やその周辺県には客家人が多く住んでおり、この新埔鎮も約90%が客家人なのだとか。

地図を見てみると、市場の周辺には祠や廟、庭園など歩いて周ることができる観光スポットがいくつかあるようでした。もう少し広域では、九芎と呼ばれる湖やいくつかの観光農場もあり、観光シーズンには多くの人で賑わいます。

言語や食、生活様式などにおいて、独自の伝統文化を持つ彼ら。新埔鎮は、実際にそれらを見てまわりながら理解するのに、最適のエリアです。

劉家祠堂と呼ばれる旧跡をはじめ、客家スタイルの建築があちらこちらに。赤レンガ造りのレトロな建物には、思わず見入ってしまう不思議な魅力があります。

またこのあたりには、統治時代の日本式建築も残っています。いくつかの異なる建築スタイルが混ざり合う街の風景は、とても興味深いものでした。

客家の伝統を守る、第一公有市場

中正路にある第一公有市場へとやってきました。私は市場が大好きで、海外旅行に出かけるとまず地元のローカルマーケットを巡り、その土地のおいしいものや特色ある食材を実際に見てみることにしています。

台北でもいろいろな市場に足を運んでいますが、ここ新埔鎮の市場は今まで訪れたなかでも、群を抜いて好きな雰囲気。

古き良きイメージそのままの市場は活気にあふれていて、メインストリートを歩いているだけで元気をもらえるよう。季節の野菜やそれらを使った手づくりの食べものが並び、どれもおいしそうです。

売り子さんたちは時に大きな声で呼び込みをし、時には周囲の人たちと楽しそうにおしゃべりをしながら、それぞれのお店の食材を販売しています。

市場のあちこちにはカラフルな壁画が描かれていて、色づかいにハッとさせられます。カメラ片手に小道を迷い歩きながら、ノスタルジックなひとときを過ごすのも一興。

台湾の名物グルメ、茶葉蛋をいただきます

この第一公有市場は、オーガニック食材を扱うお店も多いのだそう。チャオさんもよくこの市場を訪れては、野菜や卵、調味料などを購入し、レストランで実際に使用しているのだと教えてくれました。

歩いていると、良い香りのする「茶葉蛋(チャーイエダン)」を発見。「茶葉蛋」とは茶葉や調味料で煮込んだ卵のことで、台湾では軽食としてよく食べられています。

朝から何も口にしていなかった私たち、さっそく一つ買って食べてみました。殻をむくと、ひび割れ模様のついた煮卵が顔を出します。醤油や八角などのスパイスがふわっと鼻に抜けて、とてもおいしい!

独特の香りが苦手な人も多い茶葉蛋ですが、街中でこの香りに出会うと「ああ、台湾に住んでいるのだなあ」と幸せを感じます…。久しぶりに味わえて、そのうえ予想以上においしくて、とても嬉しかったです。

さいごに

次回以降の記事でも、第一公有市場のおいしいもの、客家の伝統食材などについてご紹介していきます。よろしければお付き合いくださいませ。

Mizua

旅行雑誌の編集者兼ライター、週末バー店主を経て、現在は大好きな台湾での生活を楽しんでいます。本サイト「旅のあと ふたりのレシピ」運営のほか、台湾情報ブログも...

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