二十四節気「穀雨」の時期に
豬腳麵線とワイン
ミニュイの台湾シリーズについて
先の投稿(台湾の食と文化を伝える、ミニュイの台湾シリーズ)にてお伝えしたとおり、台湾の食や文化を学び、それを発信していくという、新たな活動をスタートすることになりました。
この活動を始めるにあたり力になってくださるのが、台北にてレストラン経営・プロデュースをされている台湾人の陳超文さん(チャオさん)です。
彼は台北市内にある台湾料理レストラン「四知堂」及び「TUA 四知堂」のオーナー。独自の美意識とセンスを武器に、旅行しただけでは知ることのできない、ディープな台湾を案内してくださいます。
二十四節気「穀雨」の時期に食べるもの
先日は二十四節気でいうところの「穀雨」でした(二十四節気についてはこちらの記事もどうぞ)。台湾ではこの日に「豬腳麵線(豚足のそうめん)」を食べる習慣があるのだそう。というわけで、夫と一緒に「TUA 四知堂」にお邪魔して、この料理をいただいてきました。
台北市内、大安区の四維路というストリートに佇む素敵なレストラン「TUA 四知堂」。世界中から集めたというアンティークに囲まれた店内で、丁寧につくられた台湾料理を楽しむことができます。
いつ訪れても、店内のさまざまな場所に季節の花が飾られていて、まるでお花屋さんのよう。繊細だけれど芳しい香りにうっとりしてしまいます。
幸せを運ぶ、伝統の豬腳麵線
お店に到着して、さっそく豬腳麵線をいただきます。
長寿の象徴とされるそうめん、そして健康に良いとされる豚足を組み合わせたこの料理。幸せを運ぶラッキーフードとして、誕生日に食べられたりもするのだそう。
甘辛く煮込んだ豚足は、驚くほど柔らか! 骨からスルッとはがれるお肉は、八角ベースの台湾らしい香りをまとっています。
胡麻油をまぶし、香菜をトッピングした麺線(台湾そうめん)と合わせると、いくらでも食べられそうです。
豬腳麵線に合わせるワインとシェリー
この伝統的な豬腳麵線にあえてワインを合わせるのが、チャオさんと私たちの楽しみ方。まずはフランス、アンジュー地方のシュナンブランから作られた白ワインを。
貴重な年代もののシェリー オロロソとの相性もぴったり!こっくりとした濃厚な味わいは、台湾料理の良いところを引き出してくれるようです。
お昼下がりにのんびり台湾料理をつまみながら、上質なワインやシェリーを嗜む贅沢な時間。料理や文化についてのおしゃべりも一層弾みます。
さいごに
これから本サイトで、台湾で出合うものや場所、人々との交流、さまざまな出来事について、少しずつ記録を残していきたいと思います。よろしければお付き合いくださいませ。