キャリッジワークス・ファーマーズマーケット体験記
【シドニーで週末観光】【オーストラリア】

シドニーのキャリッジワークス・ファーマーズマーケット全体の様子
旅とエッセイ

旅にまつわる新シリーズを始めます

本サイトでは、私たち夫婦が今まで経験した旅について、旅エッセイという形で記録を残しています。初回の旅先は台湾(台北・台中)で、すべての記事を書き終えました。以下は台湾シリーズの初回記事リンクです。

現在は、フランス・パリ編を書き始めたところ。マイペース更新ですが、楽しみながら少しずつすすめていきたいなと思っています。

ほかにもふりかえりたい旅先はたくさんあるのですが、エッセイではまだまだ追いつかなそう…。ということで、エッセイ以外のスポット紹介記事も書いてみることにします。

各地の「Art de Vivre」にふれる旅

今回の記事からスタートするひとつ目のシリーズテーマは、「旅先で学ぶアート&カルチャー」。もともと美術館やギャラリー巡りなど、芸術にふれるのが好きな私。結婚してからは夫とともに、国内外でさまざまな企画展やアートイベントに参加してきました。

フランス語に、「Art de Vivre(アールドヴィーヴル)」という言葉があります。生活における芸術、またはそのような生き方、ライフスタイルをあらわすもので、私自身、とても大切にしている概念です。旅先で出合うすべては、各地の人々の「Art de Vivre」にふれることだと思っています。

アートという括りのみならず、建築、デザイン、文化スポット、さらには食にまつわるあらゆる場所など…。滞在先で独自のカルチャーを学ぶことによって、旅がさらに楽しく味わい深いものになるのを、実感しています。

このシリーズでは、毎回ひとつの都市のアート&カルチャースポットやイベントを取り上げて、その魅力についてお伝えしていきます。写真と文字を追いながら、一緒に旅をしているような気分になってもらえたら嬉しいです。

シドニーで楽しみたい週末マーケット

第一回目は、オーストラリア・シドニーにて訪れたキャリッジワークス・ファーマーズマーケットをご紹介します。

シドニーのキャリッジワークス・ファーマーズマーケット入り口

シドニーには、週末に各地で開催される屋外マーケットがたくさんあります。観光客も多く立ち寄るザ・ロックスマーケット、ユニークなデザインアイテムがあつまるパディントンマーケットなど、それぞれ異なる特色があってとても楽しいものです。

シドニーのキャリッジワークス・ファーマーズマーケットの様子

いくつか訪れたなかでも私たちがいちばん気に入ったのは、キャリッジワークス(Carriageworks)というアートスタジオの敷地にて開催されているキャリッジワークス・ファーマーズマーケットでした。

キャリッジワークス・ファーマーズマーケットについて

キャリッジワークス・ファーマーズマーケットは、シティレールのレッドファーン駅(Redfern Station)から10分ほど歩いた場所にあります。

シドニーのキャリッジワークス・ファーマーズマーケット周辺の街並み

レッドファーンは、昔はあまり治安のよくない場所といわれていたそうですが…現在はおしゃれなカフェやレストランが点在している人気スポットのようです。シティレールの駅も新しくてきれいでしたし、周辺は緑あふれる住宅街という感じの落ち着いた雰囲気でした。

シドニーのキャリッジワークス・ファーマーズマーケット全体の様子

キャリッジワークス・ファーマーズマーケットは、毎週土曜日の朝8時頃からお昼すぎまで開いています。このマーケットの特徴は、オーガニックまたは自然派の食材がたくさんそろうこと。

そして個人的には、各店のプレゼンテーションがうつくしく、生き生きとした魅力にあふれたものであることだと思います(Instagram公式アカウントの写真もとても素敵)。

ここでは、ニューサウスウェールズ州の各地からあつまる生産者の方々とコミュニケーションをとりながら、ゆっくりとお買い物を楽しむことができます。

シドニーのキャリッジワークス・ファーマーズマーケット

カラフルな野菜やフルーツはバリエーション豊富で、眺めているだけでエネルギーをもらえそう。日本ではあまり見かけない種類も多く、生産者の方に味わいやおすすめの調理法を聞いたりするのも楽しそうです。

シドニーのキャリッジワークスファーマーズマーケット外側にある通路

環境や健康に対する意識が高く、いわゆる「オーガニック大国」として知られているオーストラリア。私にとっては、オーガニックコスメや自然派ワインを選ぶときにその名前をよく聞く、というイメージです。

それはある一面では確かにそうなのですが、いくつかのマーケットを訪れてみて、少し違う印象も持ちました。「サステイナブル」や「エシカル」といった言葉は日本でも用いられていますが、オーストラリアの人々にとってそれらは、より身近で生活に根づいたものなのかなと思いました。

シドニーのキャリッジワークス・ファーマーズマーケットのお花

オーストラリア産ワイン、チーズ、パンなど、ブースごとにおいしそうなものが並んでいて、試食や試飲もできます。

おみやげになりそうな素敵なパッケージのプロダクトがいっぱい! また色とりどりの切り花も目をひきました。

マーケットの名物グルメをいただきました

オーストラリアの著名なシェフがこのマーケットのキュレーションに関わっているということもあり、その場で食べられるフードやデザート類もレストランのようなクオリティ。

私たちはちょうどお昼前に到着したので、人気のありそうな屋台のハンバーガーをテイクアウトすることにしました。

メニューのいちばん上には「ブラックアンガス牛」という文字が。聞いてみると、屋台を運営しているのはMoobi Valley Meatというブラックアンガス牛の専門店でした。

シドニーのキャリッジワークス・ファーマーズマーケット バーガーメニュー

私たちは迷った末、「TEX TRUFFLE BURGER」をお願いしました。「できあがったら名前を呼ぶからね!」とウインクしてくれるチャーミングな店員さんに癒されつつ、順番を待ちます。

シドニーのキャリッジワークス・ファーマーズマーケットのオーストラリアビール

待っている間に近くのブースで販売していたオーストラリア産ビールも買って、準備万端! ボックスに入ったできたてのハンバーガーを、いただきます。

シドニーのキャリッジワークス・ファーマーズマーケットで販売されているバーガー

アンガス牛パテのほかにトリュフマヨネーズやベーコン、チーズなどが入ったボリューム満点のバーガーは絶品。ビーツの自然な甘みが、個性派クラフトビールのおいしさを引き立ててくれます。

シドニーのキャリッジワークス・ファーマーズマーケット外観

マーケットの外には簡易テーブルと椅子があり、好きな場所で食事や休憩ができます。青空の下、ドリンク片手にのんびりおしゃべりするのもいいですよね。

アート展示を楽しめるキャリッジワークス

ファーマーズマーケットの後に立ち寄ったアートスタジオ、キャリッジワークス。現在は残念ながら、コロナウイルスの影響により閉館(任意管理手続きに入ったとのこと)となっています。

世界中で旅行が再開されたときには、またここでアートを楽しめますように…。そんな希望を持って、実際に訪れたときの感想を残しておきたいと思います。

シドニーのキャリッジワークス外観

私たちがシドニーへ旅行したのは、2020年1月のこと。シドニー各地で大きな芸術祭「Sydney Festival」が行われるのを知り、それに参加したいなというのも旅のひとつの目的でした。

「Sydney Festival」については、Youtubeに2021年バージョンの紹介があります。興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。

キャリッジワークスも、いくつかのアート展示とイベントプログラムの舞台となっていました。

かつて鉄道車両工場であった建物を再利用したという本施設。もともとのつくりを生かしたインダストリアルなデザイン空間が印象的です。

シドニーのキャリッジワークス館内

館内のガラスはすべてパープルがかったフィルムで覆われています。異空間に迷い込んだようで、この建築自体がアートだなあと思いました。

実際に見ることのできた作品の中から、特に気になったものをご紹介します。

シドニー生まれのアーティスト、ケイト・ミッチェルによる作品「All Auras Touch」。人々のオーラ(エネルギー)のポートレート撮影は、個々の違いを明確にあらわしていて、とても興味深いものでした。

シドニーのキャリッジワークス内のアート展示

アボリジニの現代アート作家、ダニエル・ボイドによるビデオインスタレーション「VIDEO WORKS」。真っ暗な部屋の四方にスクリーンがあって、座ったり寝転んだりしながら作品鑑賞を楽しむことができました。

シドニーのキャリッジワークス内にあるアート空間

同時にたくさんのアート鑑賞を楽しめるキャリッジワークス。現代美術が好きな人には特におすすめしたいな、と思ったスポットでした。

オーストラリアの人々の暮らしにふれるファーマーズ・マーケット

キャリッジワークス・ファーマーズマーケットは、オーストラリアの人々がどんなライフスタイルを過ごしているのか垣間見ることのできる場所。食や料理が好きな人はもちろん、観光マーケットはあまり興味がないよという方でもふらりと立ち寄って楽しめるはず。シドニー旅行の際には、スケジュールにぜひ組み込んでみてくださいね。

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Mizua

旅行雑誌の編集者兼ライター、週末バー店主を経て、現在は大好きな台湾での生活を楽しんでいます。本サイト「旅のあと ふたりのレシピ」運営のほか、台湾情報ブログも...

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