【薬膳おつまみレシピ31】
牡蠣のチヂミ【冬の料理】

薬膳おつまみレシピ 牡蠣のチヂミ 盛りつけ例
食とお酒

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薬膳おつまみレシピ31
牡蠣のチヂミ

寒い時期にスーパーや鮮魚店に多く出まわる牡蠣。実は、冬の終わりから春先にかけてもっともおいしくなるともいわれています。夏の産卵期をひかえて身がぷりぷりになり、グリコーゲンやアミノ酸などの旨み成分も増えて濃厚な味わいになるのだとか。今回は、フライパンで簡単に作れる「牡蠣のチヂミ」のレシピをご紹介します。

薬膳おつまみレシピ 牡蠣のチヂミ 盛りつけ例

甘酸っぱいタレをたっぷりつけて食べるとおいしい

牡蠣のチヂミの作り方

〔材料(作りやすい分量)〕

牡蠣 150g
小ネギ 50g
春キャベツ 50g
ごま油 適量
(生地)
薄力粉 80g
白玉粉 30g
水 1カップ
卵 1個
塩 ひとつまみ
(タレ)
炒りごま 大さじ1/2
醤油 大さじ1
酢 大さじ1/2
ごま油 大さじ1/2
はちみつ 少々

薬膳おつまみレシピ 牡蠣のチヂミ メイン食材

牡蠣をやさしく洗ってしっかり水気を切るのがポイント

〔作り方〕

1.牡蠣の下ごしらえをする。塩(分量外)を加えた水に入れて、やさしくふり洗いする。2回ほど水を変えて洗ったらざるに上げ、キッチンペーパーで水気をふき取る。
2.牡蠣の半量を粗く刻む(残りの半量はそのまま)。小ネギを3cmの長さにカットする。春キャベツを粗く刻む。
3.ボウルに薄力粉、白玉粉、塩を入れて軽く混ぜ合わせる。水と卵を加えて、ダマがなくなるようによく混ぜる。
4.フライパンにごま油を熱して牡蠣をさっと炒めてから、3に加える。小ネギと春キャベツも加えてさっと生地にからめたら、再びごま油を熱したフライパンに生地を広げる。
5.フタをして中弱火で5〜7分焼く。焼いている間にタレを作る。器にすべての材料を入れてよく混ぜ合わせる。
6.フタをとりフライ返しで上下を返した後、ごま油を鍋肌に回しかける。反対側も同様に5〜7分焼いたらできあがり。

薬膳おつまみレシピ 牡蠣のチヂミ 調理風景

香ばしくカリカリとした食感に焼き上げて

薬膳メモ

牡蠣には良質なタンパク質と鉄分が多く含まれていて、貧血予防にぴったり。薬膳の世界でも、牡蠣は血を補い精神を安定させてくれる食材とされています。不眠や慢性疲労を感じている方にもおすすめです。

身体をあたためてくれるほか解毒作用もあるネギ、そして胃腸のはたらきを助けるキャベツを組み合わせて、春が来る前にしっかりパワーチャージをしておきましょう。

料理をおいしくする+1のアイデア

一味唐辛子やコチュジャンを入れることが多いチヂミのタレですが、日本酒に合わせるときは辛みはひかえめに。物足りないときはゆず胡椒や山椒などの和の薬味を合わせると、おいしく味わえますよ。

合わせたいのはこんなお酒

お酢が入ったさっぱり系のタレで食べる牡蠣のチヂミは、ビールのほかレモンサワー、レモン果汁をたっぷりしぼったハイボールなども好相性。日本酒を合わせるなら、チヂミのボリューム感とパンチのあるタレに負けない無濾過タイプのものがおすすめです。

例えばこちら↓

賀茂泉 純米吟醸〔広島・賀茂泉酒造〕

薬膳おつまみレシピ 牡蠣のチヂミに合わせた日本酒 賀茂泉 純米吟醸〔広島・賀茂泉酒造〕

豊かな香りと素朴なお米の旨みを楽しめるお酒

酒どころの広島県東広島市西条で、大正時代から酒蔵を営む賀茂泉酒造。こだわりの純米吟醸酒をピックアップしてみました。お酒が淡い金色をしているのは、活性炭素ろ過を行っていないため。酒米は、広島八反・新千本を使用しています。

お米のまろやかさを前面に引き出したコクのある味わいは、旨みたっぷりのミルキーな牡蠣と好相性。甘みと酸味のバランスも抜群で、鼻に抜けるフレッシュな吟醸香がクセになる一本です。

ウェブショップでも気軽に購入することができます。ご興味のある方はチェックしてみてくださいね。

レモンサワーならこちらもおすすめ。

季節の食材でつくる薬膳おつまみ

薬膳マイスターのほか、ワインエキスパートおよび唎酒師の資格を持つ筆者が、季節の食材でつくる薬膳おつまみレシピ、そしてそれに合うお酒をご紹介します。詳しくは第一回目の記事をご覧くださいませ。

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注記: 本記事は、日本酒情報サイト『osakelist』にて連載していたレシピ記事に加筆・訂正を加えたものです。

Mizua

旅行雑誌の編集者兼ライター、週末バー店主を経て、現在は大好きな台湾での生活を楽しんでいます。本サイト「旅のあと ふたりのレシピ」運営のほか、台湾情報ブログも...

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