【旅エッセイ】
台北・四四南村のんびりさんぽ

旅とエッセイ

〈旅日記1〉 台湾(台北・台中)

3日目 午後

阿城鵝肉でガチョウ料理ランチを楽しんだ私たち。

MRTに乗って、台北101/世貿駅に向かった。行き先は、台北101…ではなく、その近くにある文化スポットの「四四南村」だ。

もともとは、1950〜60年代に、外省人が居住する軍人村(眷村)だった四四南村。

のちに歴史建築として認定され、児童館、公園のほか、ショップやカフェが集まる観光名所になったのだそう。

週末にはフリーマーケットや音楽イベントが開催され、地元の若い人たちや観光客で賑わうクリエイティブスポットでもある。

思わず写真を撮りたくなる、素敵な風景があちらこちらに。 一眼レフのカメラを持っている人が多いのも確かにうなずける。

古い建物が並ぶ薄暗い路地は雰囲気たっぷりで、昔の時代にタイムスリップしたような気分。

さて、私が台北に来るたび足を運んでいるのが、四四南村内にあるショップ兼カフェの好,丘だ。奥の建物に足を踏み入れるとすぐ、広いショップスペースが目に飛びこんでくる。

好,丘では、メイドイン台湾をテーマに集められたこだわりの食材や雑貨を販売している。おみやげに喜ばれるおしゃれなデザインの雑貨はもちろん、ここでしか手に入らないオーガニック食材などもそろう。

私は家族と友人にあげるものを探しつつ、自宅用の台湾食材と調味料、そしてキッチン雑貨を物色。内装や商品のディスプレイもかわいくて、ますます物欲が刺激されてしまう。

奥のカフェで、名物のベーグルを使ったランチを楽しんだり、カフェタイムを過ごすのもおすすめ。(ちなみにこちらのベーグルは、神農市場がある「MAJI 集食行楽」内のお店や複数ある支店でも購入可能です)

ショッピングの後、台北101をバックにふたりで記念写真などを撮る。レトロな建物の後方からにょきっと覗くタワー、なんだか不思議な光景だ。

それにしても、青空がきれい! 冬とは思えないあたたかな日差しに、ほっとする。

四四南村のある信義区は、ショッピングビルや複合施設が集まる一大商業エリア。クラブやバーもたくさんあって、夜遊びするならここ!という感じらしい。

以前、近くのHome Hotelに宿泊したことがあるのだけれど、夜になると人通りがぐんと多くなるのに驚いた。

この日の夜も、カウントダウンの花火を見るために、再びこのあたりに来ることにしていた私たち。

パーティーのためにおしゃれしなくちゃ!ということで、一旦ホテルへ。のんびり休憩した後、着替えて早めの夜ごはんへ出かける。

Mizua

旅行雑誌の編集者兼ライター、週末バー店主を経て、現在は大好きな台湾での生活を楽しんでいます。本サイト「旅のあと ふたりのレシピ」運営のほか、台湾情報ブログも...

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