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【立冬】ボージョレ・ヌーヴォーに合わせる、鶏ももとほうれん草の豆乳みそグラタン【二十四節気の料理レシピ】

二十四節気の料理レシピ 立冬 鶏ももとほうれん草の豆乳みそグラタン
食とお酒

「台湾でたのしむ二十四節気」について

「台湾でたのしむ二十四節気」は、台湾・台北で暮らす筆者が季節の暮らしや料理について記録していく2本立て記事のシリーズです。

毎回、ひとつめの記事では、その時期におすすめの過ごし方や食べるとよい食材などを、東洋医学および薬膳の考え方にそって記しています。またあわせて、実際に食材を購入した台湾の伝統市場やスーパーマーケット、ファーマーズマーケットなどもご紹介。

立冬編ひとつめの記事は、下記のリンクからご覧くださいませ。

【二十四節気の料理19】立冬の時期に、鶏ももとほうれん草の豆乳みそグラタン

寒い季節に食べたくなる「鶏ももとほうれん草の豆乳みそグラタン」のレシピをご紹介します。

鶏もも肉とほうれん草をメインに、じゃがいも、玉ねぎもたっぷり加えた具だくさんのグラタン。ベシャメルソースはつくらず濃厚な豆乳を煮詰めているだけなので、食べごたえはあるけれど重すぎずヘルシーです。

消化吸収にすぐれ身体を元気にしてくれる鶏肉、血を補って体内をうるおしてくれるほうれん草、解毒作用があり胃腸がととのうじゃがいも、気と血を巡らせる玉ねぎ…。このメニューひとつで、冬を元気に過ごすために必要なさまざまな栄養をしっかりとることができます。

二十四節気の料理レシピ 立冬 鶏ももとほうれん草の豆乳みそグラタン

すべての具材を炒めて豆乳で軽く煮詰めてから、チーズをのせてオーブンで焼き上げるだけなので、意外とかんたん。大きなオーブンウェアにたっぷりつくって取り分けるのはもちろん、ひとりずつ小さなグラタン皿を用意するのも特別感があってよいですね。

オーブンを使ったおうちメニューのレシピはこちらもどうぞ。

鶏ももとほうれん草の豆乳みそグラタンのかんたんレシピ

【材料(2人分)】

鶏もも肉1〜2枚、ほうれん草100g、じゃがいも小2個、玉ねぎ1/2個、しめじ80g、味噌大さじ1〜2、みりん大さじ1、薄口醤油少々、豆乳300ml、有塩バター10g、とけるチーズ適量、塩こしょう適量、オリーブオイル適量、パセリ(フレッシュなものでも乾燥でもOK)

【作り方

1. 鶏もも肉はひとくちサイズにカットする。ほうれん草はざく切り、じゃがいもは半分に切ってスライス、玉ねぎも薄くスライス。味噌、みりん、薄口醤油は小さいボウルに入れて、合わせ調味料をつくる。

二十四節気の料理レシピ 立冬 鶏ももとほうれん草の豆乳みそグラタンの調理工程

2. 鍋にオリーブオイルをひいて熱し、玉ねぎを加える。油がまわってしんなりしてくるまで、弱火でしばらく炒める。

二十四節気の料理レシピ 立冬 鶏ももとほうれん草の豆乳みそグラタンの調理工程

3. 鶏もも肉を加える。軽く塩こしょうをして、表面の色が変わるくらいまで中弱火で炒める。

二十四節気の料理レシピ 立冬 鶏ももとほうれん草の豆乳みそグラタンの調理工程

4. しめじをほぐしながら加え、じゃがいもも一緒に加えて炒める。最後にほうれん草を加えて、さっと炒める。

二十四節気の料理レシピ 立冬 鶏ももとほうれん草の豆乳みそグラタンの調理工程

5. 豆乳、1でつくった合わせ調味料、有塩バターを加えて混ぜ合わせたらしばらく煮込む。鍋の底が焦げつかないように注意しながら、時々かき混ぜる。途中で味をみて、濃いようなら豆乳、薄いようなら塩こしょうを加えて調整する。

二十四節気の料理レシピ 立冬 鶏ももとほうれん草の豆乳みそグラタンの調理工程

6. 豆乳ソースが煮詰まってとろりとしてきたら、耐熱容器に入れる。とけるチーズをのせて、200度のオーブンでチーズに焦げ目がつくまで焼いたらできあがり。食べる直前にパセリをトッピングする。

二十四節気の料理レシピ 立冬 鶏ももとほうれん草の豆乳みそグラタンの調理工程

※つくるときのポイント

味噌、みりん、薄口醤油は先に小さいボウルで混ぜ合わせておくと、豆乳にとけやすくなります。また使う味噌によって塩分が変わるため、最初はあまりどっさり入れすぎず、足りなければ後で追加するほうがよいと思います。

二十四節気の料理レシピ 立冬 鶏ももとほうれん草の豆乳みそグラタンの調味料

台湾ではスーパーでも市場でもいろいろなタイプの豆乳が売られているのですが、今回は無調整豆乳のなかでもとろりと濃厚なものを使いました。苦手な方はさっぱりタイプの無調整豆乳を使って、小麦粉を加えてとろみづけしてもOKです。もちろん牛乳を使っても同じようにおいしくつくることができます。

鶏ももとほうれん草の豆乳みそグラタンに合わせたお酒

立冬の時期にあるイベントのひとつに、ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日(11月の第3木曜日)があります。台湾ではボージョレ・ヌーヴォーを飲む人は多くありませんが、ワイン好き夫婦としてはやはり毎年異なる味わいを楽しみたいもの。そこで今回は、「ボージョレ・ヌーヴォーに合う料理」をまず先に考えて、グラタンをつくることにしたのでした。

今年はお気に入りのワインショップで3本の異なるボトルを購入して、味比べをすることに。グラタンに合わせて選んだのは、日本人醸造家の仲田晃司氏が手がける Lou Dumont Beaujolais Nouveau 2022です。

二十四節気の料理レシピ 立冬 鶏ももとほうれん草の豆乳みそグラタンに合わせたワイン ボージョレ・ヌーヴォー

ガメイ品種の繊細な魅力を楽しむなら、ベシャメルソースとチーズをしっかり効かせたグラタンよりも、今回のように豆乳味噌ベースのやさしい味わいに仕上げたもののほうがマッチするはず。

紫がかったきれいなルビーカラーで、ガメイ品種らしくベリー、キャンディの甘くかわいらしい香りが特徴的です。飲んでみるとフレッシュな酸を感じますが、後味にはハーブ、スパイス、ほんのり土っぽいニュアンスも。ヌーヴォーにしては深みがあって、最後までおいしく飲むことができました。

さいごに

さらにボリュームを出すなら、マカロニやペンネを加えてももちろんおいしいです。おもてなしやイベントのときのメイン料理にもぴったりのグラタン、ぜひつくってみてくださいね。

冬に食べたい料理レシピ、こちらもよろしければどうぞ。

本サイトでは、台湾生活のなかでみつけたおいしいものやおもしろいスポット、現地の人々に教えてもらった素敵な文化などを記録する「ミニュイの台湾シリーズ」も連載中。

ブログ「ほろよいふたりの美食手帖」も不定期に更新しています。

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Mizua

旅行雑誌の編集者兼ライター、週末バー店主を経て、現在は大好きな台湾での生活を楽しんでいます。本サイト「旅のあと ふたりのレシピ」運営のほか、台湾情報ブログも...

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