【薬膳おつまみレシピ12】
里芋とこんにゃくの麦みそ田楽【冬の料理】

食とお酒

季節の食材でつくる薬膳おつまみ

薬膳マイスターのほか、ワインエキスパートおよび唎酒師の資格を持つ筆者が、季節の食材でつくる薬膳おつまみレシピ、そしてそれに合うお酒をご紹介します。詳しくは第一回目の記事をご覧くださいませ。

薬膳おつまみレシピ12
里芋とこんにゃくの麦みそ田楽

秋冬にますますおいしくなるイモ類。なかでも里芋は、独特の風味と食感が魅力。そのうえ栄養価の高い食材でもあります。

日本に住んでいた頃、夫の実家から、新潟・五泉市の特産品であるブランド里芋「帛乙女(きぬおとめ)」が送られてきたことがあったのですが…とってもおいしかった! 今は台湾にいるので、日本とは違う種類の芋を楽しんでいます。

旬を迎えたおいしい里芋は、シンプルに味わうのがいちばん。ということで今回は、定番のみそ田楽のレシピをご紹介します。

ころんと可愛い形を生かして盛りつけ

里芋とこんにゃくの麦みそ田楽の作り方

〔材料(作りやすい分量)〕

里芋 2〜3個
玉こんにゃく 6個
炒りごま 少々
七味唐辛子 少々
粉山椒 少々
〔田楽みそ〕
麦みそ 大さじ3
みりん 大さじ1/2
酒 大さじ1
はちみつ 少々

縞模様がくっきりとしたものがおいしい

〔作り方〕

1.里芋を洗って両端を切り落とし、熱湯で茹でる。柔らかくなったら湯切りをして、冷めないうちに皮をむく。食べやすくひと口大にカットする。
2.玉こんにゃくを茹でて、冷ましたら半分にカットする。小粒のものはそのままでOK。
3.ボウルに田楽みその材料をすべて入れて混ぜ、小鍋に移して弱火にかける。みそだれが温まってとろりとしてきたら、火を止める。
4.お皿に里芋とこんにゃくを並べて、みそだれを少しずつのせる。
5.炒りごまをトッピングする。里芋には粉山椒、こんにゃくには七味唐辛子をふりかける。

材料をよく混ぜてから火にかけて

薬膳メモ

薬膳の世界では、滋養強壮作用のある食材として、風邪などで体力が落ちている時、疲れぎみで食欲がない時などに用いられることが多い里芋。胃腸にやさしく、消化吸収を促進してくれます。

こんにゃくは身体の熱をとって余分な水分を排出してくれるほか、解毒作用もあるといわれています。寒性なので、食べすぎには注意しましょう。

料理をおいしくする+1のアイデア

田楽みそに使うみそはなんでもOKですが、プチプチとした食感が楽しい麦みそを使ってみても。今回は愛媛「地蔵味噌」の麦みそを使用しています。麦みそだと少し甘めの仕上がりになるので、はちみつはひかえめに加えるのがポイントです。

合わせたいのはこんなお酒

里芋、こんにゃく、味噌という組み合わせなら、やっぱり日本酒が飲みたいもの。あっさりとした味わいにぴったりの純米酒を、好みの温度でいただくのが至福…! 素朴だけれど力強さのある福島・会津の地酒もいいですね。

日本酒が得意でない方には、こっくりとした味噌に合わせて、軽めの赤ワインと味わうことをおすすめします。たとえばフランス・ボージョレの「ガメイ」というブドウ種でつくられたワイン。里芋やこんにゃくの土っぽさ、味噌の甘さと絶妙にマッチするはずです。

例えばこちら↓

会津中将 純米酒〔福島・鶴乃江酒造〕

はじめて飲むならまずは純米酒から

福島・会津若松市の老舗酒蔵、「鶴乃江酒造」が手がける「会津中将」シリーズ。会津産のお米を使って仕込んだ純米酒は、軽やかで飲み心地がよく、食中酒にぴったりです。

洗練されているのにどこか優しく、芳醇なのに素朴なイメージも併せ持つ美酒。柑橘類のような香りと穏やかな酸味が特徴です。口に含むと柔らかく、しっかりとしたコクと旨みもあり、冷やのほか、ぬる燗でもおいしくいただけます。

食物繊維豊富で低カロリーなこんにゃくと組み合わせれば、油を使わないヘルシーなおつまみに。でも日本酒が大好きな私は、余った田楽みそをちびちびとつまみながら、永遠に飲めてしまいそうです…。

次回もどうぞお楽しみに!

注記: 本記事は、日本酒情報サイト『osakelist』にて連載していたレシピ記事に加筆・訂正を加えたものです。

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