【薬膳おつまみレシピ29】
芽キャベツのグリル ツナとくるみ和え【春の料理】

薬膳おつまみレシピ 芽キャベツのグリル ツナとくるみ和え
食とお酒

【本記事には広告が含まれています】

【薬膳おつまみレシピ29】芽キャベツのグリル ツナとくるみ和え

暦では「立春」を迎え、春の気配を少しずつ感じられるようになってきました。この時期にぜひ味わっておきたい春野菜といえば、芽キャベツ! ころんとした形も可愛らしく、さまざまな料理にアレンジできる便利な食材です。

今回は、ストック食材と組み合わせて短時間でつくれる、芽キャベツが主役のおつまみをご紹介します。

薬膳おつまみレシピ 芽キャベツのグリル ツナとくるみ和え
いろいろなタイプのお酒に合うおつまみ

芽キャベツのグリル ツナとくるみ和えの作り方

〔材料(作りやすい分量)〕

芽キャベツ 10個前後
ツナフレーク 50g
くるみ(乾燥) 2〜3かけ
米油(サラダ油でもOK) 適量
だし醤油 小さじ1
マヨネーズ 小さじ2
ホワイトペッパー 少々

旬の野菜 芽キャベツ
緑色が濃く重さのあるものを選んで

〔作り方〕

1.芽キャベツは根元を切りおとし、外側の葉を2〜3枚はがす。あく抜きのためにさっと下茹でしてから、半分にカットする。くるみは細かく砕いておく。
2.フライパンに米油を熱し、芽キャベツを並べる。表面に焼き色がつくまで、弱火でじっくり焼く。
3.ボウルに2の芽キャベツ、ツナフレーク、くるみ、だし醤油、マヨネーズを加えてさっくりと混ぜ合わせる。
4.器に3を盛りつけて、ホワイトペッパーをふりかける。

芽キャベツのグリル ツナとくるみ和え
熱いうちにさっと混ぜあわせる

薬膳メモ

通常のキャベツと比べてビタミン、カリウム、食物繊維などの栄養が豊富に含まれている芽キャベツ。薬膳の世界では、胃の働きを助けてくれるほか、疲れやすい身体を改善してくれるともいわれています。また、アンチエイジングと滋養強壮の効果が期待できるくるみも、合わせて積極的にとりたい食材のひとつです。

料理をおいしくする+1のアイデア

ほろ苦い芽キャベツに合う、砕いたくるみのこっくりとした旨みが隠し味。少し辛みがほしいときは、一味唐辛子やゆず胡椒などをプラスしてもおいしいです。

合わせたいのはこんなお酒

芽キャベツの独特な風味を生かしたおつまみには、お米の旨みもありつつすっきりと飲める純米酒がぴったり。ほどよい酸味があるものだと、だし醤油やマヨネーズなど調味料とのバランスがとれてよりおいしく感じられます。

ワインでは、芽キャベツとくるみに合うややコクのある白、ツナとの相性がよい軽めの赤などもおすすめ。また、さっぱりといただくなら、フランス・ロワール地方でつくられるミュスカデ(シュール・リー)もよさそう! フレッシュな柑橘のアロマとほどよいミネラル感が、お料理をワンランクアップさせてくれるはず。

例えばこちら↓

純米酒 雲雀〔熊本・通潤酒造〕

純米酒 雲雀〔熊本・通潤酒造〕
熊本県の県鳥・雲雀がボトルに描かれている

酒造りに最適な環境がそろう熊本県山都町で、地元の酒米と水、「くまもと酵母」にこだわって醸造を行う通潤酒造。1792年(寛政4年)から残る古い酒蔵では製造工程の見学や試飲を楽しむことができ、山都町の新名所として連日多くの人で賑わっています。

「関わった人の顔が見えるお酒を」という想いからつくられた「雲雀(ひばり)」シリーズ。山都町産米を100%使用した純米酒は、酸味と甘みがほどよくバランスのとれた印象です。常温でもおいしいですし、ぬる燗にするとお米の旨みがさらに引き立ちます。

季節の食材でつくる薬膳おつまみ

薬膳マイスターのほか、ワインエキスパートおよび唎酒師の資格を持つ筆者が、季節の食材でつくる薬膳おつまみレシピ、そしてそれに合うお酒をご紹介します。詳しくは第一回目の記事をご覧くださいませ。

春におすすめの薬膳おつまみ、こちらもどうぞ。

注記: 本記事は、日本酒情報サイト『osakelist』にて連載していたレシピ記事に加筆・訂正を加えたものです。

Mizua

旅行雑誌の編集者兼ライター、週末バー店主を経て、現在は大好きな台湾での生活を楽しんでいます。本サイト「旅のあと ふたりのレシピ」運営のほか、台湾情報ブログも...

プロフィール

関連記事一覧