【薬膳おつまみレシピ09】
パプリカとズッキーニのグリル
明太ソースがけ【夏の料理】
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季節の食材でつくる薬膳おつまみ
薬膳マイスターのほか、ワインエキスパートおよび唎酒師の資格を持つ筆者が、季節の食材でつくる薬膳おつまみレシピ、そしてそれに合うお酒をご紹介します。詳しくは第一回目の記事をご覧くださいませ。
薬膳おつまみレシピ09
パプリカとズッキーニのグリル 明太ソースがけ
今回は、カラフルなパプリカとズッキーニを主役にした、前菜にぴったりのおつまみメニューをご紹介します。
明太ソースは、混ぜるだけで簡単なのに、さまざまな食材に合わせて楽しむことができる万能ソース。お酒にもぴったりです。
パプリカとズッキーニのグリル
明太ソースがけの作り方
〔材料(2人分)〕
パプリカ 1個
ズッキーニ 1本
グレープシードオイル 適量
塩 少々
ホワイトペッパー 少々
〔明太ソース〕
明太子 1/2本
醤油 小さじ1
マヨネーズ 小さじ2
オリーブオイル 適量
〔作り方〕
1.パプリカは種を切って食べやすくカット。ズッキーニは、パプリカに大きさをそろえてカットする。
2.耐熱容器またはアルミホイルにグレープシードオイルをぬり、1の野菜を並べる。塩とホワイトペッパーを軽くふって、魚焼きグリルで5〜7分焼く。
3.明太ソースを作る。小さめのボウルにすべての材料を入れて、よく混ぜ合わせる。とろみ加減はオリーブオイルの量で調整する。
4.器に2をバランスよく並べて、明太ソースをかける。
薬膳メモ
スーパーなどで一年中見かけるようになったパプリカとズッキーニ。初夏から秋にかけて旬を迎えるので、今の時期がいちばんおいしくいただけます。
薬膳の考え方では、パプリカは気の巡りをよくして胃腸の働きを活発にしてくれる野菜といわれています。ズッキーニは身体の熱を冷ますと同時に、不足しがちなうるおいをもたらしてくれる野菜でもあります。
料理をおいしくする+1のアイデア
写真では野菜のグリルにソースをかけていますが、ボウルのなかでざっと和えて、味をなじませてからいただくのもおすすめ! おもてなしのときには、ほかにもいくつかソースを用意して、ディップ感覚で味わうと楽しいです。味噌ベース、ゆずこしょうベースなどいろいろ試してみてくださいね。
合わせたいのはこんなお酒
シンプルな野菜の旨みと塩気の強い明太ソースの組み合わせをさらにおいしくしてくれるのは、やっぱり日本酒。香りが主張しすぎないきれいめ純米吟醸をグラスで合わせると、バランスがとれると思います。
また博多名物として知られている明太子だけに、福岡のお酒と合わせてみるのもひとつのアイデア。個人的には、上品な香りとまろやかなコクをあわせ持つ麦焼酎をロックでいただく、というのがおすすめです。
例えばこちら↓
大那 純米吟醸〔栃木・菊の里酒造〕
栃木県北東部に位置する大田原市の老舗酒蔵、菊の里酒造が手がける「大那(だいな)」から、純米吟醸をチョイスしました。酒米は、契約栽培農家が有機肥料を使い、自然環境や健康に配慮して作った、那須産五百万石です。
純米吟醸にしてはひかえめな香りながら、飲んだときにふわっと感じる甘さが華やかなイメージです。フルーティーな酸味、爽やかで飽きのこない飲み口。シンプルな野菜のおいしさを引き立ててくれます。
グリルで焼くことで甘みを増したパプリカとズッキーニは、クリーミイな明太ソースとの相性ばつぐん。お酒もどんどん進むはずです!
注記: 本記事は、日本酒情報サイト『osakelist』にて連載していたレシピ記事に加筆・訂正を加えたものです。