【薬膳おつまみレシピ05】
薬味たっぷり鯵のなめろう【夏の料理】

食とお酒

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季節の食材でつくる薬膳おつまみ

薬膳マイスターのほか、ワインエキスパートおよび唎酒師の資格を持つ筆者が、季節の食材でつくる薬膳おつまみレシピ、そしてそれに合うお酒をご紹介します。詳しくは第一回目の記事をご覧くださいませ。

薬膳おつまみレシピ05 薬味たっぷり鯵のなめろう

今回は、日本酒にぴったりな定番おつまみ、鯵のなめろうをご紹介します。

もともとは船のうえで生まれた漁師料理だといわれるなめろう。今は飲食店でも気軽に食べられますが、自分で作ったなめろうは格別のおいしさです。

レシピ自体はとってもシンプル。おいしいお刺身が手に入ったら、ぜひご自宅でチャレンジしてみてださいね。

好みでレモンをしぼってもOK

薬味たっぷり鯵のなめろうの作り方

〔材料(作りやすい分量)〕

鯵(刺身用) 半身
白ねぎ 5cm
みょうが 1個
大葉 2枚
しょうが 1かけ
味噌 大さじ1/2
醤油 小さじ1/2
みりん 少々

色がきれいで新鮮なさくを選んで

〔作り方〕

1.鯵の小骨があれば、取り除く。白ネギとみょうが、大葉は千切り、しょうがはすりおろす。みょうがは水につけてアクを抜き、水気を取っておく。
2.まな板の上に鯵を置き、好きな細かさになるように包丁で手早くたたく。
3.2にすべての材料を加えて、包丁でたたきながらよく混ぜ合わせる。

手早くリズミカルに調理して

薬膳メモ

胃をあたためて、消化活動を促進するはたらきがあるといわれる鯵。また免疫力を高めてくれたり、血液をサラサラにしてくれたりするうれしい効果も。

反面、生魚は身体を冷やしやすいので、温めて新陳代謝を促進してくれる薬味とともにいただくことでバランスをとりましょう。

料理をおいしくする+1のアイデア

鯵のたたき具合(細かさ)によって、食感が変わります。大きめに切ってお刺身感覚で食べても、細かくたたいて、ねっとりとした舌ざわりを楽しむのもいいですね。調味料や薬味のバランスを変えて、自分好みに仕上げてみて。

合わせたいのはこんなお酒

薬味をきかせたなめろうに合うお酒といえば、日本酒! フレッシュな夏酒はもちろん、秋になると登場するひやおろしを合わせてもおいしくいただけそうです。

焼酎派の方なら、たとえば香ばしくて飽きのこないそば焼酎もおすすめ。氷をたっぷり入れたロックグラスに注ぎ、なめろうをつなみながらじっくり味わうというのもまたオツなものです。

例えばこちら↓

酔鯨 特別純米酒 〔高知・酔鯨酒造〕

四国・高知にて蔵をかまえる酔鯨酒造。その「酔鯨」のなかでも、こっくりとした辛口の特別純米酒を合わせるのはいかが?

香りはあまりなく、色もほぼ透明ですが、お米の甘みを存分に感じられる仕上がりです。最初はすっきりとした酸味が、後からこっくりとふくよかな旨みが追ってくるような印象で、飲みごたえがあります。

季節の変わり目は、疲れがたまったりして体調を崩してしまいがち。さまざまな効能を持つ青魚や薬味類を日々の食卓に取り入れて、巡りのよい身体をつくっていきましょう。

注記: 本記事は、日本酒情報サイト『osakelist』にて連載していたレシピ記事に加筆・訂正を加えたものです。

Mizua

旅行雑誌の編集者兼ライター、週末バー店主を経て、現在は大好きな台湾での生活を楽しんでいます。本サイト「旅のあと ふたりのレシピ」運営のほか、台湾情報ブログも...

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