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【立春】好きな具材を選んで巻いて
中華風クレープ 春餅【二十四節気の料理レシピ】

二十四節気、立春の食卓(中華式クレープ 春餅)
食とお酒

「台湾でたのしむ二十四節気」シリーズ

「台湾でたのしむ二十四節気」シリーズは、毎回2本立ての記事でお送りします。

ひとつめの記事では、その時期におすすめの過ごし方や食べるとよい食材などを、東洋医学および薬膳の考え方にそって記しています。またあわせて、実際に食材を購入した台湾・台北の東門市場についてご紹介しました。

ふたつめの本記事では、立春におすすめの台湾食材を使ったお料理と、季節の食卓の楽しみ方をご紹介していきます。

立春編ひとつめの記事は、下記のリンクからご覧くださいませ。

【二十四節気の料理01】立春の行事食、「春を咬む」春餅

ひとつめの記事でも書いたとおり、立春の時期にはニラ、セロリ、ネギ、香菜といった香りの強い野菜を食べるのが身体によいとされています。そこで今回は、中華圏で立春によく食べられている「春餅(チュンビン)」をつくってみました。

春餅は、細切りにした香味野菜やお肉、炒めものなどをクレープのような生地にくるくると包んでいただく、ヘルシーだけれどとってもおいしい料理です。

二十四節気、立春の食卓(中華式クレープ 春餅)

春餅は、もともと中国の北部が発祥といわれている料理。小麦粉と水でつくった生地を薄い円形にして焼き、具材を包んで食べるもので、立春の行事食とされています。

立春に春餅を食べることを「咬春」(春を咬む)ともいい、これには新鮮な野菜をいただいて病気になるのを防ぎ、新しい一年を迎えるという意味があるそうです。

生地も包む具材もいろいろ、春餅

具材にもルールはあまりなく、生野菜、炒めもの、卵やきのこ類、チャーシューや蒸し豚など食べたいものを自由に包めばOK。たれを用意してもよいですし、ピーナッツ粉や砂糖をふりかけて食べるという地域もあるようです。

ちなみに台湾でも春餅は食べられていますが、こちらでは4月の清明節に味わう行事食というイメージが強いかもしれません。また、春餅と似たような料理として「潤餅」と呼ばれるものがあったり、生地に具材を包んであげるいわゆる春巻き「春捲」を食べる家庭もあります。

おうちでのんびり春餅を楽しむ夜

ある夜、「今日は春餅をつくって食べよう!」と夫とふたりで夕方から調理を始めました。生地はどんなタイプにしようか迷った結果、ゆるめにといた薄力粉を薄焼きにするクレープタイプをつくることに。生地を焼いて、具材を炒めたり切ったりして器に盛りつけて…いただきます!

二十四節気、立春の食卓(中華式クレープ 春餅)

香味野菜のほかににんじん、きゅうりなどしゃきしゃきとした野菜、薄焼き卵、しいたけ、市場で買った台湾産豚肉の細切りを炒めたものも用意。できあがった生地に好きな食材をのせて、醤油だれや甜麺醤をかけてくるくる包んでほおばります。

中華式クレープ 春餅の生地と具材

ふわふわもちもちとした生地にフレッシュな野菜、お肉やしいたけなど味つけした食材の旨みがバランスよく混じり合って、とにかくおいしい…! すぐお腹いっぱいになるかな?と心配していましたが、お酒とともに組み合わせを変えつつ食べすすんだら飽きることもなく、最後の一枚までぺろりと完食してしまいました。

春餅に合わせたお酒

生野菜が主役ともいえる春餅に合わせたのは、スペイン・タラゴナのワイン Jordi Llorens Blanc 5.7 。ジンジャーやシナモンといったスパイス、かりんや黄桃などの黄色い果実、そのほか花やはちみつを思わせる甘い香りが特徴。

タンニンがほどよく舌に残り、ほのかに苦みも感じられます。柑橘のフレーバーに穏やかな酸が心地よく、どことなくなつかしさをおぼえるようなほっとする味わいです。

スペインの白ワイン Jordi Llorens Blanc 5.7 のボトル

もともとふたりともこのワインが大好きで、スペイン料理はもちろん和食や中華(前は餃子)に合わせたりしたこともあります。

醤油や砂糖、スパイスなどを多用する台湾料理(中華料理)に共通する香りや味わいを持つワインなので、今回の春餅にも絶対に合う…!といってセラーから出してきましたが、予想どおりばつぐんの組み合わせでした。

てづくり春餅のかんたんレシピ

【材料(つくりやすい分量)】

ニラ、セロリ、香菜、ネギ、きゅうり、にんじん、しいたけ、きくらげ(下ゆでする)、卵、豚細切り肉、塩、こしょう、片栗粉、米油(ほかの油でもOK)、醤油、きび砂糖、紹興酒、甜麺醤

生地…薄力粉1カップ、水1カップ、塩ひとつまみ、砂糖ひとつまみ、ごま油少々

醤油だれ…醤油、米酢(または黒酢)、にんにくのすり下ろし、炒りごま、はちみつ

【作り方】

1. 生地をつくる。ボウルに薄力粉,、水、塩、砂糖、ごま油を加えて泡立て器でよく混ぜ合わせる。クレープパン(またはフライパン)に薄く米油(分量外、サラダ油でもOK)をぬり、生地を薄く広げて焼く。裏返してもう片面も焼き、焼き色がついたら取り出す。これを残りの材料がなくなるまで繰り返す。

中華式クレープ 春餅のてづくり生地

2. 薄焼き卵をつくる。ボウルに卵を割り入れて箸でよく溶いたら塩こしょうをふり、フライパンに卵液を広げて焼く。焼き目がついたらお皿にうつして冷ましておく。

中華式クレープ 春餅に使うニラのピリ辛炒め

3. ニラは適当な長さにカットして、米油をひいたフライパンでソテーする。塩こしょう、ラー油を加えて味つけする。しいたけは細切りにして同様にフライパンで軽くソテーし、塩こしょうで薄めに味をつける。それぞれお皿に盛りつける。

中華式クレープ 春餅に使うしいたけの塩炒め

4. 豚細切り肉は片栗粉をまぶし、米油をひいたフライパンで炒める。醤油、オイスターソース、きび砂糖、紹興酒を加えてさらに炒め、お皿に盛りつける。

中華式クレープ 春餅の具材、豚肉の細切り炒め

5. セロリ、ネギ、きゅうり、にんじん、きくらげ、2の薄焼き卵を細切りにする。香菜も食べやすい長さにカットして。すべての材料をお皿に盛りつける。

中華式クレープ 春餅に巻く細切り野菜と卵焼き

6. 醤油だれの材料を適当に混ぜ合わせて小鉢に入れ、甜麺醤も小さいお皿に入れる。

7. 春餅の生地をお皿にのせたら完成。生地に好きな具材をのせて、醤油だれや甜麺醤をつけて巻いて食べる。

※つくるときのポイント

細切りにする野菜やほかの食材は、切るときにできるだけ長さをそろえておくと、見た目もきれいで巻きやすいです。今回ニラは炒めものにしましたが、生でも食べられるのでお好みでどうぞ。

中華式クレープ 春餅に使うニラとキクラゲ

たれは、醤油ベース以外にごまだれ、味噌だれなど好きなものを組み合わせてもOK! また、からしやラー油など辛みのあるものをほんの少し取り入れると、味わいが変化するのでおすすめです。

さいごに

今回はクレープパンを使って焼く春餅にチャレンジしましたが、薄くきれいに焼くのはなかなか難しいものでした(夫が焼いてくれたのでうまくいきました!)。次回は餃子の皮みたいに生地をこねて薄くのばして焼く方法や、重ねてせいろで蒸す方法も試してみたいな。

また、具材もほかに合わせてみたいものがたくさん! もやしやじゃがいもを炒めたり、鶏もも肉を焼いたり、ゆで海老や豚の塩漬けなどをのせたりしてもおいしそう。出てきたアイデアを書きためておいて、次の機会にいかそうと思います。

春に食べたいレシピ、こちらもどうぞ。

本サイトでは、台湾生活のなかでみつけたおいしいものやおもしろいスポット、現地の人々に教えてもらった素敵な文化などを記録する「ミニュイの台湾シリーズ」も連載中。

ブログでは、夫婦ふたり暮らしの台湾でのささやかな日常を綴っています。まずはこちらの記事からどうぞ。

Mizua

旅行雑誌の編集者兼ライター、週末バー店主を経て、現在は大好きな台湾での生活を楽しんでいます。本サイト「旅のあと ふたりのレシピ」運営のほか、台湾情報ブログも...

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