【マレーシア】森と海に囲まれたリゾート ザ ダタイ ランカウイに宿泊【おすすめホテル】
「わたしの偏愛ホテル&宿」シリーズ、スタートします
国内外の旅行が好きで、まとまったお休みがあると必ず旅をしている私たち夫婦。その目的のひとつは、ホテル巡りです。
おしゃれなデザインのリノベーションホテル、洗練されたおもてなしが魅力の旅館、特別なロケーションを楽しめるリゾート…その土地らしさを感じられるような宿に出合えると、とてもうれしくなります。
本シリーズでは、「わたしの偏愛ホテル&宿」というテーマで、日本だけでなく世界各地の好きなホテルをご紹介。旅行の際の参考にしてもらえるように、「ここが好き!」というポイントをいくつかまとめて書いていきたいと思います。
大人のためのリゾートホテル ザ ダタイ ランカウイ
「わたしの偏愛ホテル&宿」、第一回目に選んだのはマレーシア・ランカウイのリゾートホテル、ザ ダタイ ランカウイ(The Datai Langkawi)。ふたりで過去の旅を振り返るたびに、「また必ず行きたいね」と話に出てくる大好きな宿です。
ホテルの外には出ずにゆっくりとリゾートを満喫したい。そんな気持ちから選んだザ ダタイは、予想していた以上に素敵な場所でした。
お部屋はもちろん、食事や参加型プログラム、スタッフのおもてなしなどどれもすばらしく、3泊4日の滞在は忘れられないものとなりました。
ザ ダタイ ランカウイは、2018年秋にリニューアルしています。私たちが宿泊したのはリニューアル前なので、客室や施設など一部、変更があるかと思います。詳細については、ホテル公式サイトをご覧ください。
マレーシア・ランカウイ島はこんなところ
マレーシアの西海岸、アンダマン海にあるランカウイ島。乾季(12月~4月)と雨季(5月~11月)の2つの季節があり、気候は年間を通じて温暖で安定しています。
島全体がユネスコの世界ジオパーク(地質遺産)に認定されていて、熱帯雨林をはじめ、手つかずの自然が今も残っています。またシュノーケリングやカヤックなど、多彩なマリンアクティビティを楽しむことができます。
日本からは空路でクアラルンプール国際空港を経由するのが一般的で、所要時間は合計7時間30分〜8時間ほど。リゾートホテルであれば、空港送迎のサービスがあるところが多いと思います。
Expediaでランカウイのホテルをチェックする JTBのサイトでランカウイの現地ツアーをチェックするザ ダタイ ランカウイについて
ザ ダタイ ランカウイは、ランカウイ島の北西端に位置し、ダタイ湾に面した場所に建てられたリゾートです。
ランカウイ国際空港からは車で約40分。空港送迎サービスももちろんあります。私たちは前日に島内のタンジュンルーリゾート ランカウイに宿泊していたのでそちらで送りを頼んだのですが、帰りはダタイの空港チャーターを利用しました(ドライバーの方が親切で、道中はとても快適でした)。
多彩なタイプの客室を選べる本館のほか、プライベートプールのついたプールヴィラ、ビーチに面したヴィラなどもあります。
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1.プライベートビーチとプールで過ごす贅沢な時間
ダタイには白砂のプライベートビーチがあり、海辺で静かに過ごすのが好きな私たちにはうってつけ。波は穏やかで、空は真っ青で、絵画のような景色にうっとりしてしまうのでした。
ビーチ沿いに日陰のカウチがあって、海で遊んだあとはここで読書をしたりお昼寝をしたり…ひたすらにのんびり。時折スタッフの方がお水やココナッツアイスを持ってきてくれるのを、ありがたくいただきました。
近くにビーチクラブが併設されていて、さまざまなマリンアクティビティを申し込めます。アクティブな夫は、初日からさっそくシュノーケリングに繰り出していました(最終日、ふたりでもシュノーケリングをしました)。
16歳以上のゲストのみ利用できるメインのプールは、まさにリゾートという感じの落ち着いた雰囲気。プールのまわりは森に囲まれているため、ビーチとはまた異なる趣を楽しめます。
ビーチ側にはファミリーで遊べるプールもあり、こちらも昼間は人が少なくてゆっくりできました。
プールサイドでは、カクテルや軽食をオーダーすることも可能。私たちはランチタイムにサラダとナシゴレン、ビールをいただいてみました。
マレー料理といえば、ナシゴレン。この一皿だけで十分なボリューム! リゾートに滞在している間も、その土地の名物グルメをいただけるのはうれしいですよね。味もとってもおいしかったです(お料理については後ほどご紹介します)。
2.リゾート気分を満喫できるすてきなお部屋
私たちが滞在したのは、本館のコーナースイートルーム(ふたりとも虫が苦手なので…ヴィラは断念)。アジアンテイストながら落ち着いた雰囲気のインテリアで、デイベッドやダイニングルーム、バルコニーなどもありゆったりと過ごすことができました。
テーブルの上にはウエルカムフルーツ。チェックイン当日だけでなく、毎日新しいものを用意してもらえました。また冷蔵庫内のドリンク(アルコール以外)、お茶やコーヒーもすべてコンプリメンタリーで、一日に数回の補充あり。
独立型のベッドルームは、夕方になるとターンダウンサービスが入ります。ベッドルーム脇には書きものや読書ができるデスクがあり、大きな窓からはジャングルを眺められました。
洗面台、トイレ、シャワーは2つずつあり、大きなバスタブは奥にひとつ。通常のアメニティのほか、お香やキャンドルなども用意されていて、ロマンティックなバスタイムを楽しめます。
ビーチ用のカゴバッグ、虫除け、サンダルなど滞在中に必要なものはすべてそろっていたし、クローゼット自体も広々! お出かけ前に何を着ようかふたりであれこれ悩む時間は、とても楽しかったです。
3.シチュエーションに合わせて選べる食事がどれもおいしい
滞在中いちばん印象に残っているのは、複数あるレストランやバー、どこで食べてもお料理がおいしいこと。洋食、タイ、マレー料理などバリエーションも豊富なので、滞在中は一度も外に出ることなくリゾート内で過ごしました。
朝食は、メインプールの目の前にあるダイニングレストランでいただきます。屋内のテーブル席のほか、テラス席もあり。何よりうれしかったのが、スパークリングワインのボトルが置いてあり、自由に飲めること!
ビュッフェコーナーにはサラダやフルーツ、パン、シャルキュトリーなどが充実。毎日飽きることなく違うものを味わえました。シェフがつくってくれるオムレツはタイ風やマレー風を選べたり、日替わりヌードルがあったり…
シェフもサービススタッフの方々もフレンドリーで、気軽に話しかけてくれるのがよかったです。
夕食は、大人専用プールの脇にあるタイ料理レストラン、The Pavilionにて。高台の上につくられていて、熱帯雨林を見下ろしながら食事ができます。
ヤムウンセンやタイ風オムレツ、トムカーガイ、プーパッポンカリーなど、定番メニューをオーダー。
お料理はスパイシーめにしてもらえるよう調整してもらったのですが、食べやすく洗練された印象でした。スパークリングやロゼワインにもぴったりで、とてもおいしかったです。
そのほか、少し離れた場所にあるインド&マレー料理のレストラン、The Gulai Houseやビーチエリアのレストラン、The Beach Clubなど。ランチやディナーでひととおり訪れましたが、どこも例外なくクオリティ高い食事を楽しめました。
4.建築好きは必見! ホテル内の散策も楽しめる
アマンリゾートなども手がける著名な建築家ケリー・ヒル氏がつくりあげた ダタイ。ジャングルの中に溶け込むようなデザインはとても美しく、じっくりと見てまわる価値があります。
風が通り抜ける心地よいデザインのエントランス兼ロビーでは、夜になるとピアノ&ボーカルによるジャズの生演奏が行われていました。メインプールを見下ろしながらバーでくつろぐのは、至福のひとときでした…。
建物はもちろん、植物を間近で観察できる遊歩道や石づくりの階段なども地形に合わせて整備されています。ビーチやプールで遊んだ行き帰りに、散歩がてら敷地内を歩いてさらにリフレッシュできました。
5.ネイチャーウォークなど参加型プログラムが充実
ダタイでは、大自然に囲まれた地形を生かした、さまざまな参加型プログラムが用意されています。専属ガイドによるビーチウォークやネイチャーウォークのほか、有料のトレッキングツアー、ジオパーククルーズなども。
私たちは、朝8時から行われるネイチャーウォークに参加。お部屋にあったイラスト入り野生動物ブックを見ながら、ガイドさんの説明(英語)を聞いて敷地内を巡りました。
ツアー中にそこここに登場する猿や鳥などの動物についてはもちろん、敷地内に生育している植物についても、ユーモアをまじえながら説明をしてくれます。
動物の鳴き声を耳にしたり、遠くで動いている姿を見たりするだけで、種類を判断できるガイドさんはまさにプロフェッショナル。同時に彼がランカウイの自然を本当に愛しているのだと伝わってきて、感激しました。
リゾートに訪れた人々に島の生態系を知ってもらうことが、自然を守ることにもつながるのは確か。約2時間のネイチャーウォークはあっという間でしたが、たくさんのことを学べました。
そのほか、建物のつくりを生かした静かなスペースで、ヨガや瞑想に参加することも可能。クッキングクラスもありましたが時間の都合上あきらめたので、次回はぜひチャレンジしたいなと思います。
ザ ダタイ ランカウイはこんな方におすすめ!
このほか、滞在中に訪れる機会がなかったものの、敷地内のスパ「THE SPA」も評判がよく、スパのためだけにこちらに来るお客さんもいるようでした。
また、レストランはもちろん、ビーチやプールに足を運ぶ際にお世話になったのは専用バギー。遊歩道やエントランスなどにいると、スタッフの方が「乗っていきますか?」と積極的に声をかけてくださり、とても助かりました。
5つのテーマで、ダタイの好きなところを書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
- 島内観光や買い物はしないで、リゾート気分にひたりたい
- 複数のレストランでおいしい食事とお酒を味わいたい
- プライベートビーチや専用プールでゆっくり読書を楽しみたい
- ランカウイ島の大自然にふれるさまざまなアクティビティに参加したい
上記のような方にぜひおすすめしたいリゾートホテル。私たちもリニューアル後の変化を楽しみに、またいつか訪れたいです!
旅シリーズ、いろいろ書いています
本サイトでは、私たち夫婦が今まで経験した旅について、旅エッセイという形で記録を残しています。初回の旅先は台湾(台北・台中)で、すべての記事を書き終えました。以下は台湾シリーズの初回記事リンクです。
現在は、フランス・パリ編を書き始めたところ。マイペース更新ですが、楽しみながら少しずつすすめていきたいなと思っています。
今後も少しずつ記事を増やしていきますので、ブックマークやSNSでのシェア等していただけたらうれしいです!