【薬膳おつまみレシピ30】
おくらと納豆のおぼろ奴【夏の料理】
薬膳おつまみレシピ30
おくらと納豆のおぼろ奴
7月に入って、梅雨時期の湿気と高温、冷房との寒暖差などで体調をくずしたり、夏バテぎみになったりしている方も多いのではないでしょうか。今回はおくらと納豆、香味野菜をたっぷり使った、ヘルシーなおつまみをご紹介します。
おつまみはもちろん夜食にもぴったり
おくらと納豆のおぼろ奴の作り方
〔材料(作りやすい分量)〕
おぼろ豆腐 1パック(150g)
おくら 4本
納豆 1パック
大葉 2枚
みょうが 1/2個
小ねぎ 1〜2本
醤油 適量
練りからし 適量
ごま油 適量
刻みのり 適量
〔作り方〕
1.おくらを熱湯でさっと茹でて、小口切りにしておく。大葉、みょうが、小ねぎはみじん切りにする。
2.ボウルにおくらと納豆、醤油、練りからしを加えてよく混ぜる。
3.器におぼろ豆腐をくずしながら盛りつけて、2をのせる。
4.大葉、みょうが、小ねぎ、刻みのりをトッピングして、ごま油をまわしかけたらできあがり。
薬膳メモ
薬膳の世界では、おくらは整腸および疲労回復の作用があり、免疫力を高めてくれる食材とされています。身体をあたためて血の巡りをよくしてくれるみょうがや大葉と合わせて、相乗効果を狙いましょう。
納豆も温性の性質を持っているため、血流をよくして冷えや肩こりなどをやわらげてくれます。血液をサラサラにする効果もあるほか、やる気が出ないときや鬱々とした気分を解消したいときにも積極的にとりたい食材のひとつです。
料理をおいしくする+1のアイデア
香味野菜はお好みで、ショウガや三つ葉などを加えてもおいしいです。今回はからし醤油にしましたが、辣油を加えて中華風に、ポン酢でさっぱり、などアレンジすると食べ飽きません。
合わせたいのはこんなお酒
いくつかの香味野菜を刻んでのせた具だくさんのおぼろ奴には、香りが強すぎずさらっとした飲み口の純米酒がぴったり! ドライななかにもお米の旨みをしっかり感じられる、食中酒タイプとの相性も抜群です。
日本酒以外のお酒なら、夏らしく焼酎のソーダ割りと合わせて楽しむのもおすすめ。たっぷり氷を入れたグラスに好みの焼酎とソーダを注いでシンプルに味わうのはもちろん、梅干しを加えて爽やかな酸味を楽しむのもよいですね。
例えばこちら↓
金水晶 純米〔福島・簸上清酒〕
福島市唯一の造り酒屋である、金水晶酒造店。年間約300石と生産量は少ないながら、純米酒大賞2年連続金賞、インターナショナルワインチャレンジゴールドメダルなどさまざまな品評会で高い評価を受けています。
「金水晶 純米」は、酒造好適米に五百万石を使用。すっきり爽やかな飲み口に、ふっくらとしたお米の旨みが感じられる上質な食中酒です。冷や〜常温はもちろん、お燗にしてもおいしくいただけます。
ウェブショップでは純米酒のほか、純米吟醸、大吟醸などさまざまなタイプも販売されています。ご興味のある方はチェックしてみてくださいね。
焼酎ならこちらもおすすめ。
季節の食材でつくる薬膳おつまみ
薬膳マイスターのほか、ワインエキスパートおよび唎酒師の資格を持つ筆者が、季節の食材でつくる薬膳おつまみレシピ、そしてそれに合うお酒をご紹介します。詳しくは第一回目の記事をご覧くださいませ。
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注記: 本記事は、日本酒情報サイト『osakelist』にて連載していたレシピ記事に加筆・訂正を加えたものです。