【四季ごはん01】春を感じる、
和洋折衷ワインごはん

食とお酒

四季ごはんシリーズについて

上海に住んでいたころ、輸入食材や有機野菜のデリバリーを手がける会社から声をかけていただき、約1年間、料理レシピやテーブルコーディネート、おすすめの食材などを発信する企画に携わっていました。

企画の第一弾は、季節の野菜やオーガニック食材、そのほか珍しい食材などを実際に調理してみて、おいしい食べ方を紹介していくというもの。第二弾は、「楽しみながらつくる、テーマのある食卓」とタイトルをつけて、月に1回、記事を公開していくようなものでした。

大学を卒業して以降、編集者兼ライターとして仕事をしてきた私ですが、レシピ考案から調理、スタイリング、撮影、記事作成までひとりで行なうというのは未経験。失敗から学ぶことも多く、とても貴重な経験をさせてもらいました。

本サイトでも、季節に合わせて随時バックナンバーを取り上げていきます。また、薬膳やカラーなどさまざまなテーマの記事もあわせて、少しずつ増やしていけたらいいなと思っています。

春を感じる、和洋折衷ワインごはん

さて、今回ご紹介するテーマは、「春を感じる、和洋折衷ワインごはん」です。

お祝いごとが多く、家族や友人たちと大勢で食事をする機会が増える春。このタイミングで新しいスタートを迎える方もたくさんいらっしゃると思います。華やかなごちそうとお酒を用意して、みんなでテーブルを囲むのも楽しいものですね。

山菜やホワイトアスパラなどの季節野菜、若葉のように鮮やかなフレッシュグリーン、ほくほくと栄養たっぷりの豆類…。春に旬を迎える食材をふんだんに使った、おいしくて身体がよろこぶ食卓をつくってみました。

料理のレシピについては、それぞれ下記のリンク先をご覧ください。

メニュー

ほたてのグリーンサラダ そら豆ソース
ホワイトアスパラのミモザサラダ
あさりとクレソンのアーティチョーク味噌炒め
絹さやのだし浸し
牛たたきのブロッコリーニ巻き
蟹と春野菜の炊き込みごはん

テーブルコーディネートのポイント

料理の色味が際立つように、多様なフォルムの白系プレートをチョイス。ポイントカラーに赤~ピンクを取り入れて、ふんわり春らしいコーディネートを作ってみました。

お皿やお椀、グラスなど全体の高低バランスにも気を配り、目線にリズムが生まれるよう意識しています。グラスに生けた小さなお花と、メインのお皿の下からのぞくフラワー柄マットでさらに甘さをプラス。

軽やかな印象のランチョンマットや木製アイテム、小鉢セットを組み合わせることで、おもてなし感がアップします。

合わせるお酒

春野菜が持つさわやかな苦みや不思議な旨みを存分に味わうなら、しゅわっと弾ける辛口のシャンパーニュやスパークリングワインがおすすめ。

ハーブ感のあるミネラリーな白ワインもよく合います。個人的には、さっぱりしすぎず適度に甘みもふくよかさもあるタイプが好きです。

また、あさりやホタテなどの魚介料理にはきんと冷やしたロゼ、牛たたきには軽めの赤など、メニューに合わせて飲むワインを少しずつ変えていくと、最後まで飽きずに楽しめるはず。

さいごに

本シリーズでは、料理レシピのほか、簡単なテーブルコーディネートのポイント、お酒との合わせ方などを記しています。

日々の料理では、レシピ確認や計量もあまりせず、味見すらしないで食卓に出してしまうことが多い私ですが…。分量や手順について振り返り、記録するという作業も、大事にしていきたいと思います。

注記: 本記事は、2017年に公開した内容に加筆・訂正を加えたものです。

Mizua

旅行雑誌の編集者兼ライター、週末バー店主を経て、現在は大好きな台湾での生活を楽しんでいます。本サイト「旅のあと ふたりのレシピ」運営のほか、台湾情報ブログも...

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