【四季ごはん05】年末年始のおもてなしに、
華やかフレンチの食卓

四季ごはんシリーズについて
上海に住んでいた頃、月1回ペースで発信していた企画「楽しみながらつくる、テーマのある食卓」より、バックナンバーをお届けします。
本企画について、詳しくは「四季ごはん01 春を感じる、和洋折衷ワインごはん」ページの冒頭をご覧ください。
年末年始のおもてなしフレンチ
本サイトにて連載している「四季ごはん」シリーズ、今回の特集は「年末年始のおもてなしに、華やかフレンチの食卓」。

クリスマスに大みそか、お正月…イベントが続く年末年始は、おうちに誰かを招いてパーティーをする機会も増えるのではないでしょうか。
バタバタせずに当日を迎えるために、見た目は華やかでもつくりおきができるメニューをいくつか用意しておくのがおすすめです♪
身近な食材を使って簡単に作れるうえ、ちょっぴり特別感もある、フレンチなおもてなし料理をご紹介します。
【メニュー】
ざくろとチコリのサラダ
サーモンのコンフィ
レバーとにんにくのコンフィ
カリフラワーのほろほろスープ
ベビーキャロットのグラッセ
チキングリルの自家製りんごソース
料理のレシピについては、それぞれリンク先をご覧ください。
テーブルコーディネートのポイント
ランチョンマットは、シンプルな赤とチェックの生地を並べて冬っぽくあたたかな雰囲気に。器はオフホワイト~ベージュで統一、形もラウンドやオーバルをチョイスし、ふんわり柔らかいイメージでまとめました。

バゲットを入れる木製カゴやナプキン入れを用意したり、グラスや小さな花瓶にお花を飾ったり。ゲストによろこんでもらえそうなアイテムを少し取り入れるだけで、一気にテーブルが華やぎます。
ナプキン・カトラリー類は、シーンに合わせて選ぶのも楽しいものです。お皿の上に置いた切り絵風イラストのペーパーナプキンも、コーディネートを引き締めるポイント。このときはクリスマスらしい雰囲気をと思って、これを用意しました。
おもてなしフレンチに合わせるお酒
フランス家庭料理にお酒を合わせるなら、やはりワインが定番。
さっぱりとしたサラダにはスパークリング、軽めの前菜や野菜を使ったスープには白ワイン、根菜や鶏肉には赤ワインなど、食材や調理法に合わせてチョイスするのがおすすめです。
私たちが選んだのは、例えばこんなワインです。
左はアルザス地方のスパークリングワイン、クレマンダルザス。Pierre Frick という生産者のCrémant d’Alsace Riesling Zéro Sulfite ajouté 。
リースリングらしいきれいな酸とミネラル感、りんごやはちみつ、イーストの香りが特徴でとてもおいしい!
右はラングドック地方の赤ワイン。生産者はLe Temps des Cerise で、こちらはAvanti Popoloというキュヴェです。
赤系のベリーにほんのりいちごジャム、カシス、あとは土や石などのニュアンスがあって滋味深い一本。
どちらもナチュラルなつくりで飲んでいても心地よく、素朴なフランス家庭料理にもぴったりでした。
さいごに
本シリーズでは、料理レシピのほか、簡単なテーブルコーディネートのポイント、お酒との合わせ方なども記していきます。
日々の料理では、レシピ確認や計量もあまりせず、味見すらしないで食卓に出してしまうことが多い私ですが…。分量や手順について振り返り、記録するという作業も、大事にしていきたいと思います。
冬の食卓を楽しむアイデアは、以下の記事もどうぞ。
四季ごはんシリーズ、ほかの特集はこちらから。
注記: 本記事は、2015年に公開した内容に加筆・訂正を加えたものです。